MSC のメンテナンス品目および非消耗品目の返品の処理

メンテナンス販売オーダ管理で、部品ラインに関して [状況] を [完了] に設定できるのは、リンクされている作業オーダの [状況] が [クローズ] または [取消済] に設定されており、メンテナンス済品目が顧客に返送された場合に限ります。このため、部品メンテナンスラインが [原価計算] に設定される前に、作業オーダ原価 - 適用範囲ラインが作成されます。

作業オーダのクローズ

作業オーダが [クローズ] の場合は、部品メンテナンスライン上の問題および解決策が更新されます。

メンテナンス品目の顧客への返送

メンテナンス済品目を顧客に返送する前に、作業オーダの [状況] を [完了] に設定しておく必要があります。メンテナンス済品目は、倉庫オーダまたは [ロケーションの品目入庫/納入の確認 (tsmsc1100m200)] セッションを使用して顧客に返送できます。部品メンテナンスラインの [状況] が [完了] に設定されるのは、作業オーダの状況が [クローズ] の場合にメンテナンス済品目を顧客に納入した後、またはメンテナンス済品目が顧客に返送された場合に作業オーダをクローズした後です。

部品のメンテナンスラインの取消

メンテナンス済品目がすでに倉庫からデポに出荷された部品メンテナンスラインを取り消すと、作業オーダと部品メンテナンスラインが [取消の開始] に設定されます。部品メンテナンスラインを取り消す前に、作業オーダを [完了] および [クローズ] にしておく必要があります。メンテナンス販売オーダの [状況] が [クローズ] に設定されている場合は、部品メンテナンスラインを [取消] に設定できます。

部品メンテナンスラインの部品入庫ラインへの変換

部品メンテナンスラインを部品入庫ラインに変換したら、作業オーダの [状況] を [完了] に設定できます。非消耗品が存在せず、[作業オーダパラメータ (tswcs0100m000)] セッションで [作業オーダを自動的にクローズ] パラメータが選択されている場合は、メンテナンス済数量をゼロにする必要があります。これにより、LN で作業オーダがクローズされます。非消耗品が存在する場合は、その品目の倉庫入庫オーダが処理された後で、作業オーダをマニュアルでクローズする必要があります。