デポ修理の転送オーダ - 倉庫またはロケーションの使用

修理が予定されているすべての品目は、中央倉庫で受領されます。修理は、他の場所に設置されている可能性がある修理センタで実行されます。したがって、品目を中央倉庫から修理センタの倉庫に移動するための転送オーダが必要となります。修理の後、品目は中央倉庫に戻されます。ここで、品目が顧客に出荷されます。デポ修理では、倉庫 (中央倉庫および修理センタ) との品目の転送は、次を利用して実行されます。

  • 倉庫
  • 保管場所
  • 倉庫とロケーションの両方
注: 

サービス部署は、メンテナンス販売オーダ (MSO) のサービスオフィスおよびメンテナンス販売オーダ (MSO) ラインの実行作業部署として指定できます。これらの部署は互いに異なる場合があります。これらの部署にリンクされた倉庫は異なる場合があります。倉庫の代わりにロケーションを使用することもできます。

倉庫の使用

部品メンテナンスラインを作成した場合、[メンテナンス販売オーダ (tsmsc1100m100)] セッションで [サービスオフィス] に関して指定された [入庫部品の倉庫] および [出庫部品の倉庫] から入庫 [倉庫] フィールドおよび納入 [倉庫] フィールドのデフォルト値が取得されます。[入庫部品の倉庫] および [出庫部品の倉庫] は、[サービスオフィス (tsmdm1100m000)] セッションで最初に定義されます。

[メンテナンス販売オーダ - 部品メンテナンスライン (tsmsc1110m100)] セッションの [作業部署] フィールドの値と [メンテナンス販売オーダ (tsmsc1100m100)] セッションの [サービスオフィス] フィールドの値が同じである場合、[メンテナンス販売オーダ - 部品メンテナンスライン (tsmsc1110m100)] セッションの [作業オーダ倉庫] および [作業オーダ倉庫] の値は入庫 [倉庫] および納入 [倉庫] の値と同じになるため、転送オーダは必要ありません。

[作業部署] フィールドの値と [サービスオフィス] フィールドの値が異なる場合、[作業オーダ倉庫] および [作業オーダ倉庫] フィールドのデフォルト値は、[メンテナンス販売オーダ - 部品メンテナンスライン (tsmsc1110m100)] セッションで [作業部署] に関して指定された [入庫部品の倉庫] および [出庫部品の倉庫] から取得されます。[作業オーダ倉庫] および [作業オーダ倉庫] フィールドの値が入庫 [倉庫] および納入 [倉庫] の値と異なる場合は、転送オーダが作成されます。

品目は、入庫 [倉庫] から [作業オーダ倉庫] への転送と納入 [倉庫] から [作業オーダ倉庫] への転送が可能です。転送オーダが必要な場合は、LN で、[メンテナンス販売オーダ - 部品メンテナンスライン (tsmsc1110m100)] セッションの [転送オーダ適用可能] チェックボックスがオンに設定されます。

転送オーダは、入庫した数量が部品メンテナンスラインに指定された所要量と異なる場合に、部品メンテナンスラインの最終的な入庫の後に作成されます。

作業オーダが [メンテナンス販売オーダ - 部品メンテナンスライン (tsmsc1110m100)] セッションの [作業オーダの作成] オプションを使用して作成された場合、LN では、[作業オーダ (tswcs2100m100)] セッションの [倉庫] フィールドおよび [倉庫] フィールドのデフォルト値が [メンテナンス販売オーダ - 部品メンテナンスライン (tsmsc1110m100)] セッションから取得されます。[倉庫] フィールドの値は修正可能です。LN により、ここで修正した値が部品メンテナンスラインの [作業オーダ倉庫] のデフォルト値として設定されます。作業オーダがクローズされた後、品目を [倉庫] に入庫する必要があります。これで、転送オーダが作成されます。

品目は、[倉庫] から、[メンテナンス販売オーダ - 部品メンテナンスライン (tsmsc1110m100)] セッションで指定された納入 [倉庫] に転送されます。転送オーダが処理された後、品目を顧客に返送できます。

注: 

部品メンテナンスラインが取り消された場合、関連する作業オーダが削除され、品目を顧客に返品するために倉庫オーダが作成されます。オープン転送オーダも削除されます。転送オーダが処理されると、品目を納入 [倉庫] に返却するための転送オーダが新規に作成されます。

ロケーションの使用

部品メンテナンスラインを作成した場合、入庫 [ロケーション] および納入 [ロケーション] フィールドのデフォルト値が、[メンテナンス販売オーダ (tsmsc1100m100)] セッションで [サービスオフィス] に関して指定された [入庫部品のロケーション] および [出庫部品のロケーション] フィールドから取得されます。[入庫部品のロケーション] および [出庫部品のロケーション] は、[サービスオフィス (tsmdm1100m000)] セッションで最初に定義されます。

注: 

入庫 [ロケーション] フィールドおよび納入 [ロケーション] フィールドは、入庫 [倉庫] フィールドおよび納入 [倉庫] フィールドの値が指定されていない場合にのみ適用されます。

[作業オーダ (tswcs2100m100)] セッションの [ロケーション] フィールドおよび [ロケーション] フィールドのデフォルト値は、[メンテナンス販売オーダ - 部品メンテナンスライン (tsmsc1110m100)] セッションの入庫 [ロケーション] フィールドおよび納入 [ロケーション] フィールドから取得されます。作業オーダがクローズされた後、品目を [ロケーション] に入庫する必要があります。これで、その品目を顧客に返送できます。