販売価格の再計算およびメンテナンス販売オーダとの契約のリンク

部品メンテナンスラインでの販売価格

[メンテナンス販売オーダ - 部品メンテナンスライン (tsmsc1110m100)] セッションで [価格設定方法] フィールドの値を変更した場合、[販売価格] のデフォルト値は、サービス契約から取得されるか (契約価格タイプが [固定修理価格] に設定された価格設定条件が存在する場合)、 [品目 - サービス (tsmdm2100m000)] セッションから取得されます。

[メンテナンス販売オーダ - 適用範囲ライン (tsmsc1120m000)] セッションの [販売価格] と [合計販売額 ] は、[方法]、[価格設定契約]、[価格設定契約変更]、および [価格設定契約ライン] フィールドに基づいて設定されます。これらのフィールドの値が変更された場合は、価格および金額を再計算する必要があります。

価格設定方法: [メンテナンス販売オーダ - 部品メンテナンスライン (tsmsc1110m100)] セッションで [価格設定方法] フィールドの値を変更した場合、[販売価格] のデフォルト値は、サービス契約で定義された販売価格に設定されます。LN で、[価格発生元] フィールドの値が [その他] に設定されます。

価格設定契約ライン: [メンテナンス販売オーダ - 部品メンテナンスライン (tsmsc1110m100)] セッションで [価格設定契約変更] または [価格設定契約ライン] フィールドの値を変更した結果として価格設定契約が変更された場合は、[メンテナンス販売オーダ - 部品メンテナンスライン (tsmsc1110m100)] または関連するすべての [メンテナンス販売オーダ - 適用範囲ライン (tsmsc1120m000)] (あるいは両方) で販売価格を再計算する必要があります。

部品貸付/部品納入/部品入庫ラインでの販売価格

販売価格は、適用可能なサービス契約 (契約価格タイプが [時間と材料] に設定された価格設定条件が存在する場合) または価格設定データをもとにデフォルト設定されます。

[メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000)] セッションで [品目]、[シリアル番号]、[変換済時間]、[シリアル番号]、[販売価格]、または [計画時間] フィールドが修正された場合にも、販売価格のデフォルト値が設定されます。

[サービスオーダ (tssoc2100m000)] セッションの [契約無視] チェックボックスは、活動ラインに有効な固定価格契約が存在し、かつその契約がリンク解除されるか、販売価格がマニュアルで上書きされるかを示します。

｢部品メンテナンス｣、｢部品貸付｣、｢部品納入｣、および ｢部品入庫ライン｣ の各セッションで [ライン全体の価格/割引の再計算] オプションを使用すると、オーダまたは活動全体の価格を再計算できます。[価格および割引の再計算 (tssoc2240m000)] セッションが開きます。セッションの目的: 部品ラインとそれに関連する適用範囲ラインのデフォルトの価格および価格発生元を取得します。このセッションの [マニュアル価格の上書き] チェックボックスをオンにすると、マニュアルで修正した販売価格を、サービス契約に定義されたデフォルト販売価格で上書きできます。

適用範囲ラインでの販売価格

[メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000)] セッションで [品目]、[シリアル番号]、[変換済時間]、[シリアル番号]、[販売価格]、または [計画時間] フィールドが修正された場合は、適用範囲ラインの販売価格が修正されます。

部品メンテナンスラインが部品入庫に変換されるか、部品貸付ラインが部品納入ラインに変換されると、関連する適用範囲ラインデータが修正されます。[メンテナンス販売オーダ - 部品メンテナンスライン (tsmsc1110m100)] セッションの [方法] フィールドが修正されたか、ライン作業手順が修正された場合は、関連する適用範囲ラインを削除し、新しい適用範囲ラインを作成します。｢部品メンテナンス｣、｢部品貸付｣、｢部品納入｣、および ｢部品入庫ライン｣ の各セッションで [状況] フィールドが [原価計算] に設定された場合は、[メンテナンス販売オーダ - 適用範囲ライン (tsmsc1120m000)] セッションで関連するすべての適用範囲ラインの [状況] を [原価計算済] に設定する必要があります。

販売価格は常に、部品貸付、部品納入、および部品入庫ラインをもとにデフォルト設定されますが、価格設定方法が固定修理価格に設定されているか、適用範囲ラインが ｢固定価格｣ タイプである場合、販売価格は部品メンテナンスラインをもとにデフォルト設定されます。

部品貸付、部品納入、および部品入庫ラインでは、[ライン発生元] フィールドが [部品ライン] に設定されている [メンテナンス販売オーダ - 適用範囲ライン (tsmsc1120m000)] セッションのデフォルトの販売価格は常に部品ラインから取得されます。部品メンテナンスラインでは、[ライン発生元] が [部品ライン] に設定されている [メンテナンス販売オーダ - 適用範囲ライン (tsmsc1120m000)] セッションのデフォルトの販売価格は、[方法] が [見積固定] または [見積固定プラス] に設定されている場合に部品ラインから取得されます。

[メンテナンス販売オーダ - 部品メンテナンスライン (tsmsc1110m100)] セッションの [方法] フィールドが [時間と材料] に設定されている場合、デフォルトの販売価格は、サービス契約から取得されるか、[品目 - サービス (tsmdm2100m000)] セッションから取得されます。

[メンテナンス販売オーダ - 適用範囲ライン (tsmsc1120m000)] セッションを使用して販売価格をマニュアルで変更すると、[価格発生元] フィールドの値が [マニュアル] に設定されます。[メンテナンス販売オーダ - 適用範囲ライン (tsmsc1120m000)] セッションの [契約無視] チェックボックスは、有効な価格契約が存在し、かつその契約がリンク解除されるか、価格がマニュアルで上書きされるかどうかを示します。

[メンテナンス販売オーダ - 適用範囲ライン (tsmsc1120m000)] セッションの [価格および割引の再計算] オプションを使用すると、価格を再計算できます。

価格設定契約のリンク/リンク解除

価格設定条件付サービス契約を部品ラインにリンクするか、部品ラインからリンク解除するには、[メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000)] セッションの [契約のリンク/リンク解除] をクリックします。契約が部品ラインにリンクされている場合は、LN で、[メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000)] セッションの [価格設定契約]、[価格設定契約変更]、および [価格設定契約ライン] フィールドに値が入力されます。この契約は、｢時間と材料｣ 契約または ｢固定修理価格｣ 契約のいずれかになります。価格設定契約の詳細については、サービス契約の契約条件とサービス契約見積を参照してください。価格設定契約のリンク/リンク解除時は、関連する適用範囲ラインでの価格データが再計算されます。

｢部品メンテナンス｣、｢部品貸付｣、｢部品納入｣、および ｢部品入庫ライン｣ の各セッションで [契約無視] チェックボックスがオンまたはオフの場合に考えられるシナリオを次に示します。

• このチェックボックスがオンで、[価格設定契約]、[価格設定契約変更]、および [価格設定契約ライン] フィールドが指定されている場合は、有効なサービス契約がリンクされており、サービス契約の販売価格が上書きされています。
• このチェックボックスがオンで、[価格設定契約]、[価格設定契約変更]、および [価格設定契約ライン] フィールドが指定されていない場合は、有効なサービス契約がリンクされていません。
• このチェックボックスがオフで、 [価格設定契約]、[価格設定契約変更]、および [価格設定契約ライン] フィールドが指定されている場合は、有効なサービス契約が存在し、価格設定条件データが使用されています。
• このチェックボックスがオフで、[価格設定契約]、[価格設定契約変更]、および [価格設定契約ライン] フィールドが指定されていない場合は、有効なサービス契約が存在しません。