資源利用性のチェック

サービスオーダのグループ (tsspc3100m000) または作業オーダのグループ (tsspc3100m100) セッションの [利用性に対する資源のチェック] チェックボックスがオンの場合は、LN で資源の利用性がチェックされます。デフォルトでは、[資源計画パラメータ (tsspc0101m000)] セッションの [利用性のチェック] チェックボックスがオンの場合に、このフィールドのチェックが行われます。

資源を計画グループに使用できるのは、定義済の利用性割合よりも重複期間 (計画開始時間および計画終了時間) が短い別の計画グループにその資源が割り当てられていない場合に限ります。属性またはスキルが一致している資源のリストが LN で取得され、[グループ - 提案済資源 (tsspc3104m000)] セッションに表示されます。LN で最高ランクの資源が割り当てられます。[資源を計画グループに割当] チェックボックスをオンにして、資源をグループに割り当てます。

「グループ計画」 に割り当てられた資源は、グループ - 資源 (tsspc3102m000) セッションで表示することができます。提案済資源のリストを [サービスオーダのグループ - 資源所要量 (tsspc3604m000)] セッションで表示することもできます。このセッションには、グループに定義されている属性およびスキルも表示されます。このセッションで、計画者は必要な属性またはスキル (あるいは両方) を選択/選択解除して、より多くの資源をより柔軟な基準で該当するグループに使用できるかどうかをチェックします。計画担当は [サービスオーダ - 提案済資源のグループ (tsspc3604m400)] セッションを使用して、提案済資源の属性およびスキルが該当するグループの要件を満たしているかどうかをチェックすることもできます。

特定グループの期間中に資源が十分に使用できていない場合は、利用性の割合が計算されます。

特定のグループが 2011 年 8 月 28 日 9:00 に開始し、2011 年 8 月 28 日 13:00 に終了します。

提案済資源 EMPL-1 は、2011 年 8 月 28 日 9:00 から 2011 年 8 月 28 日 10:00 まで別のグループに割り当てられます。したがって、EMPL-1 は 1 時間占有されます。利用性割合は (4-1) ÷ 4 × 100% = 75% です。

利用性割合 (AP) の計算に使用する式: 
AP = 利用可能時間 × 100% ÷ 必要時間
利用可能時間 = 計画グループの計画開始時間から計画終了時間までの作業時間数 (資源カレンダーに基づく) - Σ (資源の割当先の重複するグループの計画開始時間から計画終了時間までの作業時間数 (資源カレンダーに基づく))

利用可能時間が必要時間を超えることもあり、利用性割合 > 100% です。このため、利用性割合は 100% に設定されます。

資源が計画グループに割り当てられるとすぐに、LN で資源の利用性が再計算されます。

[資源計画パラメータ (tsspc0101m000)] セッションで定義れた [最小利用性割合] よりも資源の利用性が小さい場合、LN はこの資源を提案済資源リストから移動させます。

[利用性のチェック] チェックボックスがオフの場合は、LN で資源の利用性がチェックされません。[利用性割合] は指定されず、0.0 に設定されます。