スラック処理

スラック処理はワークロード平準化処理の一部です。スラックは、活動をグループに追加した後に発生する場合があります。[資源計画パラメータ (tsspc0101m000)] セッションでサービスオーダ、作業オーダ、および計画活動の [最早開始時間の優先] チェックボックスがオフになっている場合、活動は最早開始時間の前に開始できます。実際には、活動をグループに追加した後にスラックが発生することがあります。

[最早開始時間の優先] チェックボックスがオンの場合、スラックが発生することがあり、スラックアルゴリズムを使用して活動が割り当てられます。アルゴリズムは、ワークロードが平準化されていない活動をスケジュール設定することにより、スラックを管理します。スラックアルゴリズムは、次の 2 ステップの処理です。

  1. 活動が追加されるグループの選択。活動は可能な限り早く開始する必要があります。したがって、活動を追加できるのは、終了時間が活動の最早開始時間以前であるこれらのグループだけです。
  2. LN で、スラックアルゴリズムが実施され、選択されたグループごとにスラックが最小化されます。まだワークロード平準化されていない活動がすべて考慮され、活動ごとに、活動がスラックを (部分的に) 最小化できるかどうかが LN でチェックされます。次の場合、スラックアルゴリズムが完全に考慮されます。
    • すべての活動がチェックされ、スラックを最小化できる活動がなくなった
    • スラックが完全に入力された
注: 

[資源計画パラメータ (tsspc0101m000)] セッションでサービスオーダ、作業オーダ、および計画活動の [ソート方法] が [最早開始] に設定されている場合、スラック計算は適用できません。活動は最早開始時間でソートされるため、スラックの入力に使用できる活動はありません。

スラック処理の手順は、次のとおりです。