サービスエンジニア割当 - CRM アポイントメント同期

サービス割当と CRM アポイントメントが統合されることで、サービス割当が CRM のアポイントメントとして表示されるようになります。その結果、サービスエンジニアに割り当てられた (計画済) 顧客訪問と新規タスクが、CRM 担当者に表示されます。CRM アポイントメントによって、サービス従業員のスケジュールを Outlook と同期することもできます。

サービスエンジニア割当の作成

CRM でサービスエンジニア割当を処理するには、以下を実行します。

  • アポイントメント

    [サービスエンジニア割当 (tssoc2505m000)] セッションを使用してサービスエンジニア割当をマニュアルで作成するか、またはオーダセッションから生成され、[資源管理パラメータ (tcrac0100m000)] セッションの [サービス割当に対する CRM アポイントメントの作成] チェックボックスがオンの場合、[タイプ] が [アポイントメント] の活動が [活動 (tccom6100m000)] セッションに作成されます。アポイントメント関連のデータが、[件名]、[場所]、[状況]、[開始日]、[終了日]、[時間表示]、[情報]、および [取引先 ] などの情報と共に、活動セッションに入力されます。

注: 
  • 計画済開始時間と計画済終了時間が、開始日と終了日として CRM に同期されます。
  • [活動 (tccom6100m000)] の CRM アポイントメント [取引先 ] フィールドのデフォルト値は、サービスオーダ/MSO 販売先取引先から取得されます。
  • 出席者

    [活動 (tccom6100m000)] セッションの会議の [開催者] フィールドのデフォルト値は、[資源管理パラメータ (tcrac0100m000)] セッションの [CRM アポイントメントの開催者] フィールドから取得されます。割当にリンクされたエンジニアが、会議の出席者になります。割当のエンジニアが会議の [開催者] である場合、[出席者 (tccom6105m000)] セッションには出席者レコードが1 つだけ作成されます。

    同じオーダ活動に割り当てられた各サービスエンジニアも、アポイントメントの出席者として追加されます。これらの同僚の E メールアドレスは、[出席者 (tccom6105m000)] セッションでは指定されないため、Outlook にアポイントメントが 2 度表示されることはありません。

注: 

[資源管理パラメータ (tcrac0100m000)] セッションの [アポイントメント出席者として販売先窓口を含む] チェックボックスがオンの場合、オーダの販売先取引先窓口も会議の出席者として追加されます。

  • 参照

    アポイントメント参照として、サービス割当、オーダ番号、活動ライン番号、および割当番号を特定する属性が、[活動別参照 (tccom6115m000)] セッションで次のマッピングに従って指定されます。

    • [タイプ]
    • [連番]
    • [注釈]

    アポイントメント参照の場合、サービスオーダ/作業オーダの計画済終了時間は、[活動 (tccom6100m000)] セッションの 「アポイントメント期日」 として表示されます。

  • オーダ関係

    アポイントメントが正常に作成されると、サービス割当とアポイントメントの間のリンクが [関連オーダ (tsmdm4500m000)] セッションで作成されます。

サービスエンジニア(活動)割当の更新

割当データとオーダ活動ラインデータを変更できます。したがって、これらの変更は関連する CRM アポイントメントと同期する必要があります。サービス割当から生成されたアポイントメントは、「サービス」 からのみ更新できます。「サービス」 で計画日を変更すると、CRM アポイントメントの日付が常に上書きされます。

別のエンジニアが既存のオーダ割当に割り当てられると、その変更が [出席者 (tccom6105m000)] セッションで更新されます。前のエンジニアが会議の出席者から削除され、新しいエンジニアが出席者として追加されます。

CRM アポイントメントに関連するオーダヘッダおよびオーダ活動の情報が修正された場合、CRM アポイントメントが同期されます。販売先取引先、出荷先取引先、窓口、または住所など、オーダヘッダ上の情報が修正されると、関連する CRM アポイントメントがすべて同期されます。活動レベルで変更されたデータについても同様です。[関連オーダ (tsmdm4500m000)] セッションで、関連するアポイントメントに関する情報を利用できます。

ヘッダと活動を変更すると、複数の CRM アポイントメントへの更新をトリガできます。このような変更のほとんどは、[アポイントメント (tccom6600m100)] セッションのアポイントメント [情報] フィールドに表示されます。

注: 

サービスエンジニアの [状況] が [サービスエンジニア割当 (tssoc2505m000)] セッションで [完了] に設定されている場合、[活動 (tccom6100m000)] セッションで CRM の会議の [状況] は [成立] に設定されます。

サービス割当の削除

サービスまたは作業オーダの [オーダ状況] が [完了]、[原価計算済]、または [クローズ] 以外の場合、サービス割当を削除すると、関連する CRM アポイントメントも削除されます。

サービス割当への CRM アポイントメント更新の同期

会議の開催者が Outlook のアポイントメントを修正すると、CRM アポイントメントの開始日と終了日が更新されます。

[資源管理パラメータ (tcrac0100m000)] セッションの [サービス割当を CRM アポイントメント日で更新] チェックボックスがオンの場合、変更されたアポイントメントの開始日と終了日が、発生元のサービス割当と同期されます。