サービスオーダ処理

サービスオーダは、オーダライフサイクル全体を通して [フリー] から [クローズ] までのいくつかの状況になります。これらの状況により、サービスオーダを管理できます。｢中断｣ は下位の状況で、利用できる部品がない場合や、顧客の資産が利用できない場合、その他の理由で使用できます。

使用できる状況とその意味を示します。

• [フリー]

  オーダが現在、計画または予定されていません。すべての項目を変更できます。

• [計画済]

  [計画済] 状況は、オーダを計画するために SRP (サービス資源計画) を有効にします。つまり、必要な部品を倉庫に割り当てるか、購買します。活動は、構成の目的で、優先サービスエンジニアにソフト割り当てされます。

• [発行済]

  オーダがこの状況になると、オーダが実行可能になります。インテリジェントスケジューリングが必要な場合は、Service Scheduler または Service Scheduler Assistant で実行できます。また、固定 (優先) エンジニアがサービスオーダに割り当てられた場合、バッチ処理を実行して単純にサービスオーダを発行できます。いずれの場合でも、このステップでは、在庫が利用できる場合は倉庫の材料を送出して、オーダの実行を開始できます。緊急コールは、状況が ｢発行済｣ のサービスオーダに直接転送できます。

• [完了]

  ジョブが完了し、使用した材料や時間などを LN に入力できます。

• [原価計算済]

  すべての原価と費用がサービスオーダに記録された状況で、監査担当者がオーダをチェックできます。請求額を計算するために、契約上の義務と保証義務がチェックされます。この状況は、原価が適切に記録され、これらのサービスオーダの請求書が送付可能であることも意味します。

• [クローズ]

  請求処理も実行されます。これは、オーダがすべて処理され、オーダをクローズして削除できることを意味します。ただし、オーダをクローズするには、財務の調整処理を実行する必要があります。

実行するステップは、選択したサービス手順によっても異なります。たとえば、プラント (内部) の予防メンテナンスのサービス手順を選択した場合は、請求書は作成されませんがサービス原価が記帳されます。

資産の保証が有効である場合は、請求書は作成されず、契約に基づく割引も適用されませんが、問題に関する詳細レポートがエンジニアに要求される可能性があります。会社の方針または選択したサービスタイプに基づいて、修理保証を適用することができます。修理保証の適用範囲は 100%です。