労務単価手順

労務単価は労務単価コードで指定されます。その利点は、労務単価を一元管理できることです。これは、労務単価を変更した場合、それが使用されるあらゆるセッションに変更が反映されることを意味します。

労務単価は通常、時給単価として指定します。会社レベルでは、労務単価の基準となる時間単位 (時間以外) を設定することができます。時間単位に関する [変換係数 (tcibd0103m000)] または [単位 (tcmcs0101m000)] セッションを使用して、指定した時間の労務単価を計算します。

労務単価は、参照活動および計画活動に関する労務所要量ラインの定義、またはサービスオーダに関連する活動の原価の見積に使用できます。

労務単価はいくつかのレベルで定義できるので、該当するセッションで次のように労務単価が選択されます。

[資源所要量 (tsacm2120m000)]

  1. 参照活動にリンクされているタスクの労務単価
  2. 参照活動にリンクされている労務単価
  3. 参照活動にリンクされているサービスセンタの労務単価

[計画活動 - 労務所要量 (tsspc2111m000)]

  1. 計画活動にリンクされているタスクの労務単価
  2. 計画 (参照) 活動にリンクされている労務単価
  3. 計画活動にリンクされているスキルの労務単価
  4. 計画活動にリンクされているサービスセンタの労務単価

[サービスオーダ見積労務費 (tssoc2130m000)]

労務単価はサービスオーダ見積の労務費ラインにリンクすることができます。見積をサービスオーダにコピーすると、LN で、その見積の見積労務費ラインの労務単価がコピーされます。これ以外の場合には、[労務単価] は空白のままになります。

注: 

見積は、[サービスオーダパラメータ (tssoc0100m000)] セッションの検索パスフィールドで実際労務費に使用できる検索パス値の 1 つです。

[サービスオーダ実際労務費 (tssoc2131m000)]

[サービスオーダパラメータ (tssoc0100m000)] セッションの検索パスフィールドには、サービスオーダの実際労務単価を算出するために LN で使用される検索パスを指定することができます。サービスオーダに関する所要労務時間を [サービスオーダ時間数 (bptmm1130m000)] セッションに入力すると、LN で、最初に利用可能な検索パス値の労務単価が入力されます。

注: 

実際労務費ラインの販売単価をマニュアルで変更できます。ただし、このラインに適用可能な [サービスオーダ時間数 (bptmm1130m000)] セッションでラインを変更または追加すると、検索パスに基づいて検出された販売単価が使用されます。

次の公式を使用して、新しい販売単価を計算します。

新しい合計数量がゼロの場合、合計販売額もゼロになります。新合計販売額の計算結果がマイナスになった場合、金額はゼロになります。

注: 
いずれの検索パス値でも労務単価が検出されない場合は、LN で、[サービスオーダ実際労務費 (tssoc2131m000)] セッションに次の値が入力されます。
  • サービスオーダの労務販売レートにゼロ (0)
  • サービスオーダの労務単位原価に従業員の労務単価