ディーラワークベンチでの新規クレームの作成
新規クレームは、ヘッダに品目を指定して作成することも、品目を指定せずに作成することもできます。
ワークベンチでクレームを作成するには、次の手順を実行します。
- [詳細] ペインで [新規クレーム] をクリックします。[新規クレーム] ウィンドウが表示されます。
- 次の情報を指定します。
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作成日
クレームが作成された日時。デフォルトでシステムの現在の日時が考慮され、この値は変更できません。 -
ブレイクダウン日付
品目ブレイクダウンが発生した日時。この値はデフォルトで [作成日] フィールドから取得されます。ただし、この値は修正できます。 -
計測値
品目の計測値。この値が指定されている場合 LN はクレームについて検査を作成します。 -
計測単位
計測値を表す単位。この値は、[品目サービス (tsmdm2100m000)] セッションで顧客クレーム向けに定義された計測タイプからデフォルト設定されます。 -
合計金額
合計クレーム金額。リンクされたクレームラインで指定されたクレーム金額の合計が表示されます。 -
品目
シリアル番号付品目のコードおよび名前。この値は、選択した 「シリアル番号」 に基づいてデフォルト設定されます。 -
シリアル番号
品目のシリアル番号 -
所有者
シリアル番号付品目の所有者 -
クレーム記述
クレームの記述 -
メッセージ
クレームに関連する追加情報
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をクリックし、クレームラインを追加します。[クレームライン] ウィンドウが表示され、クレームライン詳細を指定できます。
ヘッダに品目を指定してクレームが作成される場合
- 「原価タイプ」 が 「材料」 の新規クレームラインを作成するとき、指定した品目に関連する構成要素のみが表示されます。
- 選択したシリアル番号付品目について、ヘッダの品目の所有者が所有するすべてのシリアル番号が表示されます。
ヘッダに品目を指定せずにクレームが作成される場合
- 「原価タイプ」 が 「材料」 の新規クレームラインを作成するとき、すべての品目が表示されます。
- クレームラインに指定されたシリアル番号付品目では、ディーラが所有するすべてのシリアル番号、直接顧客、および選択した品目の OEM が表示されます。
[注意]: ヘッダに品目が指定されているかどうかに関係なく、他のすべての原価タイプで同じ動作になります。
- [一般] セクションで次の情報を指定します。
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原価タイプ
クレームラインを作成する原価タイプ。有効値:
[原価タイプ]
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交通費明細タイプ
交通費の計測に使用される明細有効値: 適用なし、移動距離、移動時間、呼出料
[注意]:
- 「原価タイプ」 が 「移動」 以外の値に設定されている場合、このフィールドは 「適用なし」 に設定され修正できません。
- ディーラは、このフィールドを 「移動距離」、「移動時間」、または 「呼出料」 に設定できます。
- 「呼出料」 オプションは、「クレーム」 に品目/シリアル番号が指定されている場合のみ表示されます。それ以外の場合は、「移動距離」 および 「移動時間」 オプションのみが表示されます。
- 「移動距離」 および 「移動時間」 の単位価格は、選択したディーラ (取引先) が指定されている場合、[交通費レート帳 (tstdm1610m000)] セッションを基にデフォルト設定されます。それ以外の場合、この値は [一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000)] セッションからデフォルト設定されます。
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品目
クレームラインを作成する品目のコード
[注意]:
- このフィールドが有効になるのは、[原価タイプ] フィールドが 「材料」、「工具」、「外注」、または 「その他」 に設定されている場合のみです。
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LN は次のものを表示します。
- 選択したディーラおよびディーラの直接顧客が所有するシリアル番号付品目
- 非シリアル番号付 (見込と消耗品) 品目
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シリアル番号
選択した品目のシリアル番号。品目がシリアル番号付の場合、選択した品目にリンクされたシリアルのリストが表示されます。
[品目 (tcibd0501m100)] セッションの非シリアル番号付品目は、[品目 - サービス (tsmdm2100m000)] セッションでシリアル番号付品目にすることができます。シリアル番号付品目にシリアル番号を利用できない場合、ディーラは、シリアル番号のないシリアル番号付品目に新規クレームラインを作成できます。クレームとクレームラインの状況は 「フリー」 に設定されます。このシリアルは、クレームを提出する前に LN セッションで生成できます。
シリアル番号付品目を持つすべてのクレームラインにシリアル番号が存在する場合、クレームが提出された後に、クレームの状況が 「承認保留」 に設定されます。
[注意]: このフィールドが有効になるのは、シリアル番号付品目が選択されている場合のみです。
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「記述」
クレームラインの記述
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タスク
タスクのコードこの値は、[クレーム管理 (tscmm0100m000)] セッションの [デフォルトタスク] フィールドをもとにデフォルト設定されます。
[注意]: この値は、[原価タイプ] フィールドが 「労務」 に設定されており、変更できない場合にデフォルト設定されます。
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労務単価コード
労務単価コード。この値は、指定されたタスクに基づいて [タスク (tsmdm0115m000)] セッションからデフォルト設定されます。
[注意]: この値は、[原価タイプ] フィールドが 「労務」 に設定されており、変更できない場合にデフォルト設定されます。
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労務タイプ
労務単価コード。この値は、[クレーム管理 (tscmm0100m000)] セッションの [デフォルト労務タイプ] フィールドからデフォルト設定されます。
[注意]: この値は、[原価タイプ] フィールドが 「労務」 に設定されており、変更できない場合にデフォルト設定されます。
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原価構成要素
原価構成要素のコード。この値は、指定されたタスクに基づいて [タスク (tsmdm0115m000)] セッションからデフォルト設定されます。指定したタスクに原価構成要素が定義されていない場合は、指定された原価タイプに基づいて、[サービスオーダパラメータ (tssoc0100m000)] セッションからこの値がデフォルト設定されます。
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- [金額] セクションで次の情報を指定します。
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クレーム数量
クレームラインが作成された数量。この値は、クレーム額の計算に使用されます。
[原価タイプ] が 「材料」 の場合、「見込品目」 を選択するとクレーム数が表示されます。
[注意]: 見込品目が選択されており、クレーム数量が許容クレーム数量よりも多い場合は、エラーメッセージが表示され、クレームラインを作成できません。
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クレーム価格
数量単位あたりの価格
クレーム価格の取得は、以下の場合に行われます。
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[原価タイプ] が 「移動」 に設定されている場合
この値は、選択した 「交通費明細タイプ」 に基づいてデフォルト設定されます。「交通費明細タイプ」 の値によって次のようになります。
- 「移動距離」 に設定されていて、取引先の 「交通費レート帳」 が作成されている場合、[交通費レート帳 (tstdm1110m000)] セッションの [移動距離の販売単価] フィールドに指定された値が考慮されます。それ以外の場合は、[一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000)] セッションの 「移動距離」 の [標準販売価格] フィールドに指定された金額が考慮されます。
- 「移動時間」 に設定されていて、取引先の 「交通費レート帳」 が作成されている場合、[交通費レート帳 (tstdm1110m000)] セッションの [移動時間の販売単価] フィールドに指定された値が考慮されます。それ以外の場合は、[一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000)] セッションの 「移動時間」 の [標準販売価格] フィールドに指定された金額が考慮されます。
- 「呼出料」 に設定されている場合、[シリアル番号付品目 (tscfg2600m000)] セッションの [呼出料] フィールドに指定された値が考慮されます。
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[原価タイプ] フィールドが 「材料」、「外注」、または 「その他」 に設定されている場合
- LN に販売オーダラインが存在する品目を選択します。
- [価格の取得] をクリックします。選択したシリアル番号にリンクされている販売オーダラインのリストが [販売オーダライン] ウィンドウに表示されます。
- 販売オーダラインを選択し、[OK] をクリックします。
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クレーム金額
指定された数量のクレーム金額
クレーム金額 = クレーム数量 x クレーム価格
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- [クレームライン] ウィンドウで [OK] をクリックし、クレームラインを保存します。[取消] をクリックして、クレームラインの作成を取り消すことができます。
- [新規クレーム] ウィンドウで [提出] をクリックしてクレームを保存します。[取消] をクリックして、クレームの作成を取り消すことができます。
- 既存のクレームラインを削除するには、[新規クレーム] ウィンドウでクレームラインを選択して をクリックします。