ディーラワークベンチ
OEM (オリジナル設備製造元)は、ディーラによって顧客に販売される品目を製造します。このような品目に修理または交換が必要な場合、ディーラは OEM 向けにクレームを作成します。
このシナリオをサポートするために、ディーラは [ディーラワークベンチ (tstdm8350m000)] を使用して以下ができます。
- 新規顧客 (取引先) を作成し、既存の顧客データを管理します。
- シリアル番号付品目を登録し、品目データを更新します。
- 顧客クレームを作成します。
注:
- エンタープライズモデラ Content Pack を LN で使用する場合は、MSE5000 (ディーラワークベンチ) ウィザードを使用して取引先、権限、従業員、および品目データを設定することを検討します。この事前定義されたウィザードは、[プロジェクトモデル別ウィザード (tgwzr4502m000)] セッションで会社の業務機能モデルを指定してから実行できます。
- OEM、ディーラ、下位ディーラ、顧客は Infor LN で取引先として定義されます。
- ディーラによって販売される品目は、Infor LN でシリアル番号付品目として定義されます。
- 親子構造を定義して以下を表します。
- ディーラと下位ディーラの関係
- ディーラと顧客の関係
- 「デモ機械」 は、ディーラの顧客ではない OEM が所有しています。
マスタデータの設定
ワークベンチを使用するには、次のマスタデータを設定します。
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取引先 (tccom4500m000)
セッションの目的::
- ディーラを取引先として定義します。
- 顧客 (既知の場合) を取引先として定義します。最終顧客を定義するときには、親フィールドで顧客のディーラを指定します。
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取引先デフォルト (tccom4101m000)
セッションの目的: 取引先のデフォルトデータを定義します。ディーラがワークベンチで新規顧客を作成するとき、このデータがデフォルト値として使用されます。 -
ディーラワークベンチ権限 (tsmdm1165m000)
セッションの目的: LN ユーザをディーラにリンクし、取引先のデフォルトのデータを指定します。LN ユーザがディーラワークベンチにアクセスすると、リンクされているディーラのデータのみが表示されます。これにより、ユーザは他のディーラのデータにアクセスできません。LN ユーザについてこの権限を設定していない場合に、ユーザがディーラワークベンチにアクセスすると、ユーザはディーラを選択して関連データを表示できます。 -
従業員 (tccom0101m000)
セッションの目的: 各ディーラの従業員 - 従業員管理データと従業員 - サービスデータを定義します。 -
品目 (tcibd0501m000)
セッションの目的: サービスの品目および品目 - サービスデータを定義します。品目はシリアル番号付である必要があります。 -
シリアル番号付品目 (tscfg2100m000)
セッションの目的: シリアル番号付品目を定義し、所有者、使用取引先、およびディーラを指定します。[注意]: [構成管理パラメータ (tscfg0100m000)] セッションの [構造タイプの使用] チェックボックスがオンの場合のみ、シリアル番号付品目について [最上位物的品目] チェックボックスがオンの品目を作成できます。 -
フィジカルブレイクダウン (tscfg2110m000)
セッションの目的: フィジカルブレイクダウン構造をマニュアルで作成するか、ソースに基づいて作成します。
- 完成状態構造
- 部品表