労務単価の検索パス (サービス契約)
サービス契約およびサービス見積では、労務費の原価条件を定義する際に労務単価コードを取得するための検索基準を LN で指定することができます。このデフォルト設定された労務単価コードに基づいて、原価および販売単価を使用して労務費の原価条件の原価および販売額を計算します。
契約管理パラメータ (tsctm0100m000) セッションの労務単価のパスフィールドで、労務単価コードの取得に LN で使用される 3 つの属性を定義することができます。
労務単価を次の順序で取得します。
- レベル 1
- レベル 2
- レベル 3
この検索基準を使用して、サービス契約またはサービス見積の労務単価が設定されます。労務単価がレベル 1 で指定されていない場合、レベル 2 で指定されている労務単価が考慮されます。労務単価がレベル 2 で指定されていない場合、レベル 3 で指定されている労務単価が考慮されます。
労務単価は、各レベルに定義されている次の有効値からデフォルト設定することができます。
- 部署
- サービスエリア
- シリアル番号付品目グループ
- 設置グループ
- 参照活動
- タスク
- スキル
- 適用なし
例
デフォルトの労務単価コードは、契約労務費条件 (tsctm1132m300) セッションで定義された労務費の原価条件に関連付けられている 「タスク」 から取得されます。「タスク」 が指定されていない場合は、契約構成ライン (tsctm1110m300) セッションで定義された 「参照活動」 から取得されます。「参照活動」 に労務単価コードが定義されていない場合、労務単価コードは 「参照活動」 の 「サービス部署」 から取得されます。
注:
ERP Enterprise では、2 つのレベルで同じオプションを選択することはできません。たとえば、「部署」 にレベル 1 が設定されている場合、第 2 および第 3 レベルを 「部署」 に設定することはできません。
第 1 レベルの値が 「適用なし」 に設定されていない場合は、第 2 レベルのみ設定することができます。第 2 レベルの値が 「適用なし」 に設定されていない場合は、第 3 レベルのみ設定することができます。