サービス契約

サービス契約を作成し管理するために、[サービス契約] メニューグループを使用します。

コール管理モジュールには、サービス契約またはサービス契約見積の要求を登録するための機能が用意されています。

サービス契約は、次の要素から構成されます。

• サービス契約ヘッダ。この中には、取引先、請求、および分割払に関する情報が収められています。
• サービス契約見積に関する条件。適用対象の範囲、価格設定、および予算情報などが含まれます。
• サービス契約が適用される設置グループ
• 適用対象となる設置グループに属する任意のメンテナンス計画の詳細

条件のタイプとその仕様を使用することにより、サービス契約の条件を柔軟に変更することができます。たとえば、総マージン管理のタイプを予算管理のタイプと共に変化させて、計算結果を表示できます。

サービス契約をマニュアルで作成できます。また、1 つ以上のサービス契約テンプレートをサービス契約にコピーすることもできます。

サービス契約を作成した後で、価格シミュレーションを実行することができます。たとえば、価格設定方法を変化させることにより、さまざまな最終合計の計算と表示を行い、必要な総マージンの範囲内から最終合計を選択できます。また、この範囲外の見積を作成する許可を求めることができます。

サービス契約の詳細を確定したら、サービス契約書を出力して取引先に送付できます。

取引先はサービス契約を検討して、それを承認するか、取り消すか、修正するかを決定します。

取引先の要件に従って、修正を行います。

承認されたサービス契約見積を処理して、有効なサービス契約とすることができます。どの設置グループに関しても、有効にできるサービス契約は 1 件だけです。

サービスオーダを有効なサービス契約にリンクすることができます。この場合、サービス契約の条件がサービスオーダに適用されます。

サービス契約に分割払がリンクされます。これらの分割払は、タイプ、番号、および取引先に請求書を送付した時期を規定します。

有効なサービス契約をマニュアルで取り消すことができます。たとえば、販売先取引先からサービス契約の取消を要求された場合です。

サービス契約の失効日になると、契約の状況が[失効]に設定されます。サービス契約を更新するには、失効したサービス契約を新しい契約にコピーします。

取消または失効したサービス契約の財務処理が完了したら、契約の状況が [クローズ] に設定されます。状況が [クローズ] のサービス契約は、履歴に転記して削除できます。

[契約管理パラメータ (tsctm0100m000)] セッションの設定により、履歴に転記される情報量が管理されます。

サービス契約用の分割払テンプレートを指定する必要があります。