サービスオーダ原価ライン/メンテナンス販売適用範囲ラインからの発注先クレーム要求の作成
発注先クレーム要求をサービスオーダ材料費ライン/労務費ライン/雑費ライン、またはメンテナンス販売適用範囲ラインから作成できます。これらのラインは、これらのラインのセッションにある [アクション] メニューの [発注先クレームに転送] オプションを使用して、[発注先クレーム要求 (tscmm1114m000)] セッションに転送されます。
[発生元] フィールドの設定値に基づいて、[発注先クレーム要求 (tscmm1114m000)] セッションにデータが入力されます。
開始セッション: [サービスオーダ (tssoc2100m100)]
すべての実際原価ライン (サービスオーダにリンクされている) を [発注先クレーム要求 (tscmm1114m000)] セッションに転送できます。[発注先クレーム要求 (tscmm1114m000)] セッションにデータが入力され、[発生元] フィールドが [サービスオーダ] に設定されます。
また、[アクション] メニューの [発注先クレームに転送] オプションを使用して、活動にリンクされているすべての実際原価ラインを同時に [サービスオーダ活動 (tssoc2110m100)] セッションから転送することもできます。
[発注先クレームの生成 (tscmm1114m000)] セッションで 「発注先クレーム」 要求データを修正したり、さらに、「発注先クレーム」 要求を削除したりできます。
開始セッション: [サービスオーダ実際材料費 (tssoc2121m000)]
次の基準が満たされている場合にのみ、実際材料費ラインを [サービスオーダ実際材料費 (tssoc2121m000)] セッションから [発注先クレーム要求 (tscmm1114m000)] セッションに転送できます。
- サービスオーダ材料費ラインに関してオープンの発注先クレームラインが存在していないこと
- サービスオーダ原価ラインを転送するときは、[納入タイプ] フィールドを次のいずれかの値に設定する必要があります。
- [倉庫から]
- [車により倉庫から]
- [輸送手段により倉庫から]
- [サービスキットから]
- [サービス在庫から]
- [購買オーダ使用]
- [現地調達]
- [発注先直送]
実際材料費ラインが転送されると、次の各デフォルト値が [サービスオーダ実際材料費 (tssoc2121m000)] セッションから取得されます。
- [購買元取引先]
- [実際]
- [販売数量単位]
- [合計原価額]
[発注先クレームに転送] オプションは、サービスオーダラインの状況が [原価計算済] または [財務会計に転記済] に設定されている場合にのみ有効になります。
サービスオーダ材料費ラインは (「倉庫」 への) 返品ラインであり、ラインの金額はマイナスであるため、発注先クレームに転送してはなりません。
開始セッション: [サービスオーダ実際労務費 (tssoc2131m000)]
実際労務費ラインが [サービスオーダ実際労務費 (tssoc2131m000)] セッションから [発注先クレーム要求 (tscmm1114m000)] セッションに転送されると、次の各デフォルト値が取得されます。
- [数量]
- [合計原価額]
- [労務単価時間単位]
[発注先クレームに転送] オプションは、サービスオーダラインの状況が [原価計算済] または [財務会計に転記済] に設定されている場合にのみ有効になります。
開始セッション: [サービスオーダ実際雑費 (tssoc2141m000)]
実際雑費ラインが [サービスオーダ実際雑費 (tssoc2141m000)] セッションから [発注先クレーム要求 (tscmm1114m000)] セッションに転送されると、次の各デフォルト値が取得されます。
- [数量]
- [合計原価額]
- [単位]
[発注先クレームに転送] オプションは、サービスオーダラインの状況が [原価計算済] または [財務会計に転記済] に設定されている場合にのみ有効になります。
開始セッション: [メンテナンス販売オーダ - 適用範囲ライン (tsmsc1120m000)]
適用範囲ラインを [発注先クレーム要求 (tscmm1114m000)] セッションに転送すると、[発注先クレーム要求 (tscmm1114m000)] セッションにデータが入力され、[発生元] フィールドが [メンテナンス販売オーダ] に設定されます。
適用範囲ラインが転送されると、次の各デフォルト値が [メンテナンス販売オーダ - 適用範囲ライン (tsmsc1120m000)] セッションから取得されます。
- [合計原価]
- [シリアル番号]
- [品目]
- [原価構成要素]
- [消費量]
- [単位]
適用範囲ラインを転送できるのは、[メンテナンス販売オーダ - 適用範囲ライン (tsmsc1120m000)] セッションで [原価タイプ] フィールドが [稼動時間] にも [見積請求] にも設定されていない場合に限ります。適用範囲ラインの原価額がマイナスまたはゼロの場合に発注先クレーム要求ラインを生成できますが、LN から警告メッセージが生成されます。ただし、「実際発注先クレーム」 の生成前に、[発注先クレーム要求 (tscmm1114m000)] セッションを使用して数量および金額をゼロより大きい値にマニュアルで修正してから、実際の 「発注先クレーム」 ラインを生成する必要があります。
- [発注先クレームに転送] オプションは、[メンテナンス販売オーダ - 適用範囲ライン (tsmsc1120m000)] で [オーダ状況] が [原価計算済] または [財務会計に転記済] に設定されている場合にのみ有効になります。