フィジカルブレイクダウン構造、サービス
フィジカルブレイクダウンを使用して、シリアル番号付品目間の関係を表示することができます。フィジカルブレイクダウンはシリアル番号付品目を相互に関連付けます (親子関係)。フィジカルブレイクダウンを展開して、構成内のシリアル番号付品目の全構造を示す (複数レベルの) ブレイクダウン構造を表示できます。フィジカルブレイクダウンの概念は LN で導入されています。
フィジカルブレイクダウンの作成
サービス活動およびメンテナンス活動中に製品構造 (ブレイクダウン構造) を管理するために、フィジカルブレイクダウンを設定することができます。
サービスオーダ管理で、サービスオーダ活動を処理して有効なフィジカルブレイクダウンを更新することができます。
[構成管理パラメータ (tscfg0100m000)] セッションで、[構成状況の使用] チェックボックスをオンにします。[フィジカルブレイクダウン (tscfg2110m000)] セッションで、フィジカルブレイクダウンをメンテナンスすることができます。
以下のいずれかのオプションを使用して、フィジカルブレイクダウンを作成できます。
- 完成状態構造
- 品目ブレイクダウン
- ASCII ファイル
- プロジェクトブレイクダウン構造
フィジカルブレイクダウンの有効化
フィジカルブレイクダウンを有効化するには、最上位のシリアル番号付品目を [有効] に設定します。品目のフィジカルブレイクダウンのイベントおよび変更内容がすべて、自動的にログに記録されます。
フィジカルブレイクダウンログ
フィジカルブレイクダウンログは、フィジカルブレイクダウン構造内の個々の変更内容をトレース可能にし、正式に管理する目的で使用されます。当初のフィジカルブレイクダウン、およびそれに対して実行したアクションと共に特定される全修正内容が、フィジカルブレイクダウンログに保存されます。
フィジカルブレイクダウンログを作成するには、[構成管理パラメータ (tscfg0100m000)] セッションで [フィジカルブレイクダウンログの作成] チェックボックスをオンにします。
設置または削除は自動的に記録されますが、次の条件をいずれも満たしている場合に限られます。
- [シリアル番号付品目 (tscfg2100m000)] セッションにおけるシリアル番号付品目の状況が [有効] である
- 構成管理パラメータ (tscfg0100m000) セッションの構成状況の使用チェックボックスまたはフィジカルブレイクダウンログの作成チェックボックスがオンである
[フィジカルブレイクダウン (tscfg2110m000)] セッションで開始できるグラフィカルブラウザフレームワーク (GBF) では、このセッションのデータも使用します。