計画と所要量スケジューリング

プロジェクト計画にはプロジェクトの時系列予算、収益、単位原価の機能があります。プロジェクト計画では、計画データのメンテナンス、活動構造と活動関係の設定、財務分析を実行することもできます。

計画オーダは購買オーダまたは倉庫オーダとして使用できます。購買オーダは調達に転送されて使用され、倉庫オーダは倉庫に転送されて使用されます。[プロジェクト計画パラメータ (tppss0100s000)] セッションを使用して、パラメータを設定できます。

これらのパラメータでは、計画を使用するかどうかを指定し、使用する場合には、外部スケジュールパッケージに関連するデフォルトのプロジェクト計画および詳細 (通貨、時間単位、コード長の詳細など) も指定することができます。[プロジェクト計画パラメータ (tppss0100s000)] セッションには、PRP 倉庫オーダと PRP 購買オーダで使用されるデフォルトの番号グループおよびシリーズが含まれています。また、倉庫納入の際に実行する在庫チェックのオプションを選択することもできます。

所要量スケジューリングでは、活動または要素管理データに基づいて、プロジェクト期間中の材料、設備、外注の計画オーダを生成およびメンテナンスすることができます。活動予算ラインの予算タイプ、プロジェクト管理、および計画データを指定します。[計画 PRP オーダの生成 (tppss6200m000)] セッションを使用して、計画購買オーダまたは計画倉庫オーダを作成できます。

これらのオーダを確認したら、次の転送を実行できます。

• 計画購買オーダを (購買オーダ、見積依頼、または購買スケジュールとして) 調達に転送する
• 計画倉庫オーダを (転送オーダとして) 倉庫に転送する

計画取引は [オーダライン残高 (材料) (tppss6500m000)] セッションに表示され、納入取引は [納入済オーダライン (材料) (tppss6550m000)] セッションに表示されます。

プロジェクト所要量計画には、予算データが修正された時点で生成される再スケジュールメッセージも含まれます。

管理データからプロジェクト所要量計画を実行してオーダを生成します。管理データは集計された予算情報であり、たとえば、特定の要素または活動を対象とします。管理データは、実際予算を基準にしています。管理データは計画で定義します。複数のプロジェクトを選択する場合は、それぞれのプロジェクトに対して管理予算が生成されます。

Microsoft Project などの外部スケジュールパッケージ (ESP) を使用して、活動、予算マイルストーン、OBS 要素、および基準ラインのスケジュール情報を設定できます。外部スケジュールパッケージでは、[プロジェクト計画パラメータ (tppss0100s000)] セッションで定義されている外部スケジュールパッケージ通貨が使用されます。外部スケジュールパッケージのほとんどは複数通貨に対応していません。定義されている原価対象の単位原価の通貨が外部スケジュールパッケージ通貨以外の場合、為替レートはプロジェクト定義の為替レートタイプを使用して計算されます。[プロジェクト計画パラメータ (tppss0100s000)] セッションで定義されている外部スケジュールパッケージ時間単位は、統合で労務、設備、外注などの予算ラインの単位と見なされます。