原価ペグ供給関係の作成

複数の業務部署で構成されている大企業では、多くの場合に、1 つの業務部署で製造された部分組立品を別のロジスティック会社の別の業務部署に納入する必要があります。プロジェクト原価ペギングが必要な場合は、特定のプロジェクトに対してすべての原価を両方の業務部署で追跡しなければなりません。両方の会社でプロジェクトを設定し、両方のプロジェクト間のリンクを確立するために原価ペグ供給関係を定義する必要があります。原価ペグ供給関係により、需要会社の需要原価ペグが供給会社の供給原価ペグにリンクされます。

原価ペグをリンクして原価ペグ供給関係を作成するには、次の手順を実行します。

  1. [原価ペグ供給関係 (tppss3130m000)] セッションにアクセスします。
  2. [新規] をクリックします。原価ペグ供給関係ラインが作成されます。デフォルトでは、ライン状況が [ドラフト] に設定されます。
  3. 原価ペグ供給関係を作成する必要のある [品目] を選択します。この品目は、供給会社から受取会社に転送されます。
  4. 受取会社と供給会社を選択し、これらの会社の間に原価ペグ供給関係を定義する必要があります。Infor LN により [作成日] が入力されます。
  5. 定義済の原価ペグ供給関係が有効になる [発効日] および時刻を指定します。
  6. 定義済の原価ペグ供給関係が失効する [有効期限] および時刻を指定します。
  7. 必要に応じて、原価ペグ供給関係に関するテキストを指定します。
  8. [受取情報] グループボックスで、受取会社に関する次のデータを指定します。
    1. 受取会社の [プロジェクト] を選択します。選択したプロジェクトの現在の状況が Infor LN に取り込まれます。
    2. 品目と原価ペグを受け取るプロジェクトの [要素] および [活動] を選択します。
    3. 受取会社で取引を担当する [所有者] を選択します。
  9. [供給情報] グループボックスで、供給会社に関する次のデータを指定します。
    1. 供給会社の [プロジェクト] を選択します。選択したプロジェクトの現在の状況が Infor LN に取り込まれます。
    2. 品目と原価ペグを供給するプロジェクトの [要素] および [活動] を選択します。
    3. 供給会社で取引を担当する [所有者] を選択します。
  10. [提出] をクリックします。原価ペグ供給関係の状況が [提出済] に設定されます。
  11. 供給原価ペグを指定し、状況を [完了] に設定します。