外部スケジュールインタフェースの定義

外部スケジュール機能を設定するには、[プロジェクト計画パラメータ (tppss0100s000)] セッションを使用して必須パラメータを定義する必要があります。

パラメータを定義するには

[プロジェクト計画パラメータ (tppss0100s000)] セッションの [外部スケジュールインタフェース] タブで、外部スケジュールパッケージのデフォルト設定を指定できます。

  1. スケジュールパッケージの統合が実装されているかどうかを指定するには、[外部スケジュールパッケージの統合] チェックボックスをオンにします。グループボックスで、次の情報を指定します。
    1. [通貨]: 外部スケジュールパッケージ (ESP) の計画担当が、資源単位原価、活動または予算ライン原価を表示する通貨を指定します。

      [注意]: 

      • LN アプリケーションでは、複数通貨システムに対応しています。通常、ESP は 1 つの通貨しかサポートしていません。
      • ESP の XML には、ISO 通貨コードが必要です。ISO 通貨コードは、[通貨 (tcmcs0102m000)] セッションで構成できます。
      • スケジュールパッケージに表示される原価には、XML ファイルが ESP にエクスポートされたときの単位原価に基づいて変換された原価のみ示されます。大半のスケジュールパッケージの原価計算機能には限界があります。したがって、原価は LN アプリケーションによってメンテナンスされ、インポート時には考慮されません。
    2. [時間単位 (時間)]: 割当て済み資源 (設備、労務、外注などの原価対象) の数量を指定します。これは時間単位で表示します。これらの原価対象は、ESP の時間単位に変換する必要があります (資源時間と作業量)。[時間単位 (時間)] は、ESP の時間単位への参照です。[注意]: 資源の時間単位を 「時間単位 (時間)」 に変換するには、[変換係数 (tcibd0103m000)] セッションを使用します。外部スケジュールパッケージでは、時間単位として時間または秒 (時間 x 60 分 x 60 秒) を使用します。
    3. [ESP のスケジュール日付タイプ]: アプリケーションで活動をスケジュールするために使用されるデータタイプを選択します。使用可能なオプションは [早期の日付] または [スケジュール済日付] です。
    4. [実際所要時間のエクスポート]: 実際所要時間は、労務、設備、および外注などの原価対象に費やした時間数に基づいて計算されます。実際所要時間のデータを、外部スケジュールパッケージにエクスポートします。このチェックボックスがオフの場合、進捗情報は表示されず、時間関連のデータはエクスポートされません。
    5. [実際所要時間のエクスポート] チェックボックスをオンにすると LN からデータをエクスポートする際にかかった実際の時間数を含めることができ、ESP の進捗を表示することができます。この機能は、以下の予算タイプ/原価対象の予算ラインと原価履歴に関連するすべての時間に適用されます。

      • 労務
      • 設備
      • 外注 (個数に基づく品目の外注などは含まない)
    6. [リポジトリの場所]: プロジェクト XML ファイルのコピー先の場所を指定します。ESP で、アプリケーションで構成できるプロジェクトについて、計画関連の内部管理要件を追加で含めることができるため、このファイルが必要です。したがって、このコピーは、すべての同期プロセスの参照ファイルとなります。[注意]: 「リポジトリの場所」 は必須ではありません。指定されていない場合は、サーバのデフォルトロケーションが使用されます。
  2. [資源の転送 (エクスポート)] (エクスポート) グループボックスで、ESP に転送する必要がある資源のタイプを選択します。[注意]: 予算ライン資源は、原価タイプとして [材料]、[労務] ([従業員]、[職種グループ]、[労務原価対象])、[設備]、[外注 ]、[雑費 ] を指定できます。労務の場合は、[従業員] か [職種グループ]、またはその両方を選択できます。あるいは、[労務原価対象] をタスクに使用することもできます。
  3. [割当の転送 (エクスポート)] (エクスポート) グループボックスで、原価タイプに基づき、[外部スケジュールインタフェース (tppss2231m000)] セッションのデフォルト値として定義される割当のレベルを構成できます。アプリケーションでは、資源は予算ラインにリンクされ、予算ラインは活動にリンクされています。ESP では、予算ラインと活動はタスクと見なされます。または、活動のみをタスクと見なし、資源を活動に直接リンクすることもできます。
  4. [OBS のエクスポート] チェックボックスをオンにし、プロジェクトの組織分解構造データを ESP にエクスポートします。このオプションをオンにする場合は、XML ファイルへのエクスポートの一部として含める概要コードを選択する必要があります。
  5. [活動] グループボックスで、ESP のタスク名が基準とする活動に関連したデータと、カスタムフィールドを指定します。
    1. 使用するカスタムフィールドを選択します。Microsoft Project XML ファイルではカスタムフィールドを指定できるため、追加データの転送が可能です。たとえば、活動コードフィールドの値が 2 の場合、ESP カスタムテキスト 2 フィールドで活動コード、予算ライン対象コード、またはその両方を指定する必要があります。[注意]: 顧客が特定のカスタムフィールドをすでに使用している場合があるため、カスタムフィールドを選択できる柔軟性は必要です。
    2. パラメータを保存します。
    3. [カレンダーパラメータ (tcccp0100m000)] セッションで、構成済のカレンダーコードと併用される [ESP のデフォルト利用性タイプ] を指定します。
    4. [外部パッケージのカレンダー (tcccp0181m000)] セッションで必須情報を指定し、ESP の計画で使用できる中央カレンダーを使用できるようにします。

    [注意]: 資源を ESP でも使用できるようにするには、資源について、関連セッションで [スケジュールで使用] オプションがオンになっている必要があります。

  6. [カレンダーパラメータ (tcccp0100m000)] セッションで、構成済のカレンダーコードと併用される [ESP のデフォルト利用性タイプ] を指定します。[外部パッケージのカレンダー (tcccp0181m000)] セッションで必須情報を指定し、ESP の計画で使用できる中央カレンダーを使用できるようにします。