特定のオプションのインポートとエクスポート

以下のフィールドとオプションは、データのインポートまたはエクスポート時に [外部スケジュールインタフェース (tppss2231m000)] セッションで使用できます。

  • XML ファイルの再生成

    エクスポート処理中にデータを再生成する場合は、このオプションを使用します。XML ファイルの初回エクスポート時に、LN のプロジェクトデータに基づいて XML ファイルが作成されます。ESP から XML ファイルをインポートすると追加の ESP 情報がサーバに保存されます。これには LN で使用しない情報も含まれます。以降のエクスポートおよびインポート処理では、既存の XML 情報が更新されます。再生成フラグを使用する理由には、次のようなものがあります。
    • インポートエラーが発生したが、ユーザが LN で利用可能であり、インポート処理中に LN で確認されたデータを使用して続行することにした。
    • 一部の外部スケジュールインターフェイスでは、次の XML エクスポートが有効になるようにオプションを変更する必要があるため。[注意]: 再生成処理を使用すると LN データに基づいてエクスポート処理の XML ファイルが再作成され、LN が使用しない情報は削除されます。
  • タスク名前基準

    顧客が説明的な活動コードや予算ライン原価対象を含める場合、または説明が活動や予算ライン原価対象で使用される場合に、このオプションを使用して [コード] および [記述] の要件に対応することができます。たとえば、数値は活動コードと予算ライン原価対象で使用されます。
  • LN カレンダーの使用

    このオプションを使用し、カレンダーのエクスポートに処理を切り替えることができます。たとえば LN カレンダーに関連性がない場合、または XML コードのテストにのみ必要である場合などです。カレンダー情報を除外するオプションを使用する場合、XML は小さく、カレンダー設定で発生する問題を回避することができます。[注意]: データに関連性があると見なされ、カレンダーを再度エクスポートする必要がある場合は、[再生成] オプションを使用する必要があります。
  • 警告の表示

    インポートまたはエクスポート処理時に問題が発生したときに、警告を表示するにはこのオプションを使用します。XML ファイルをエクスポートするとき、ERP Enterprise の設定や、日付や変換係数などのデータが存在しないためにエラーが発生することがあります。このオプションを使用すると、そのような問題をすぐに特定できます。[注意]: アプリケーションを使用すると、想定値を定義することで、処理中の問題を上書きすることができます。ただし、指定された想定値にかかわらず、すべての警告は処理の最後に表示されます。関連する問題が許容可能である場合、または正確なデータが外部スケジュールパッケージで再設定されるために警告を表示してはならない場合には、[警告の表示] オプションを [No] に設定できます。[注意]: デフォルトでは、エラーは常に表示されます。[警告の表示] オプションを [No] に設定すると、エラー解決に集中することができます。
  • 状況情報

    このオプションを使用すると、インポートまたはエクスポート処理の状況を表示できます。XML ファイルが正常にエクスポートされると、<日付/時刻> に ERP Enterprise により同期されましたメッセージが表示されます。エクスポートが失敗すると、XML エクスポートに失敗しましたメッセージが表示されます。このメッセージに基づき、この問題の解決に必要なアクションを開始できます。[注意]: データ不整合の問題を回避するため、エクスポートが成功するまでは、アプリケーションは XML のインポートをブロックします。
  • プロジェクト選択

    [プロジェクト選択 (tppss2140m000)] セッションを使用し、外部スケジュールパッケージ (ESP) からインポート、または外部スケジュールパッケージにエクスポートする複数のプロジェクトを管理します。このため、計画者は複数のプロジェクトを同時に更新することができます。計画担当は複数のプロジェクトの責任を担っていることがあり、このセッションを使用してエクスポートまたはインポートの必要がある複数のプロジェクトを指定できます。
注: 
  • 外部スケジュールパッケージでは、[新しいプロジェクトとしてインポート] オプションを使用することを推奨します。また、(同じプロジェクトまたは代替プロジェクトについて) [マージ] オプションおよび [追加] オプションを使用することは推奨しません。これは、元の XML ファイルに依存関係が含まれており、マージ処理によって番号が振り直されたり重要な情報が削除されたりする場合があるためです。
  • 外部スケジュールインタフェースで新しいプロジェクトを設定する場合は、データの同期が正常に行われるように LN 標準に従ってください。たとえば LN ではプロジェクトが 1 つの最上位活動だけで構成されている必要があるので、外部スケジュールインタフェースで同じ構造を実装する必要があります。