入札を使用するには
見積処理の目的は、要素の販売価格情報、プロジェクトスケジュール、および請求方法情報から成る提案、見積、入札の準備を行うことです。
入札の準備では、見積バージョンを選択する必要があります。見積に関する伝票を LN で保存するには、標準の伝票管理機能を使用します。これらのテンプレートには、プロジェクト計画、CAD 図面、スプレッドシート、または見積に関係するその他の文書が含まれます。
入札には、以下のような見積処理の詳細と顧客への提出書類が含まれます。
- スコープ文書
- 概要シート
- 合意
- スケジュール
- 販売価格見積
これらの文書は、以下から得られます。
- レポート
- スプレッドシート
- テキスト伝票
- Microsoft Project 計画
プロジェクトでは、すべての文書を入札にリンクすることができます。
見積バージョンは、1 つまたは複数の入札を持つことができます。複数の入札を使用して以下を行うことができます。
- 代替提案の提供
- プロジェクトの複数顧客への入札
入札ラインを定義することもできます。入札ラインは、特定の入札について選択されている見積ラインです。見積ラインは、[入札準備 (tpest3210m000)] セッションで生成するか、[入札ライン (tpest3110m000)] セッションの [入札ラインの挿入] オプションを使用してマニュアルで挿入します。
入札構造を表示するには
入札ラインは、グラフィカルブラウザフレームワーク (GBF) で表示できます。入札ラインは定義されている第一構造に基づいて表示されます。構造の一部を選択して、構造要素にリンクされている入札ラインのデータを表示できます。関連する金額、つまり入札合計額または選択した構成要素の合計額も表示されます。
入札を契約に変換するには
入札を契約に変換 (tpest3200m000) セッションを使用して、入札を契約に変換できます。[入札状況] が [受入] に設定されている場合は、選択した入札に契約または契約ライン (あるいはその両方) を作成します。入札番号は [契約ライン (tpctm1110m000)] セッションにコピーされ、契約 (ライン) のデフォルトは [入札 (tpest3600m000)] セッションの値になります。[入札状況] が [契約発注] に設定されます。
入札を比較するには
[入札比較 (tpest3100m100)] セッションを使用すると、2 つの入札について計算された入札合計額と、指定された目標入札額を比較できます。この比較は合計販売額、原価額、利益率に基づいており、合計 (見積) レベルまたは構造レベル (活動構造など) で実行できます。