見積をボトムアップ予算にローンチする

見積をボトムアップ予算にローンチすることができます。

選択している見積ラインごとに、予算ラインの情報は次のルールに基づいて自動的に設定されます。

  • 見積バージョン構造が予算にコピーされる場合、要素または活動構造が見積バージョンにリンクされていることを確認します。
  • 見積予算へのローンチ時に、要素コードが見積ラインで使用されない場合、デフォルトの要素が使用されます。結果として、見積ラインはこのデフォルト要素でローンチされます。同じ処理方法が、活動にも適用されます。
  • 活動タイプが WBS 要素活動または計画パッケージ活動の場合、その活動は見積には使用できますが、予算にはローンチできません。
  • 「合計」 レベルタイプ (レベルタイプは [構造要素 (tpest1120m000)] セッションで決定される) のボトムアップ見積ラインは、原価タイプが定義されていませんが、原価額を持つことができます。この場合、見積ラインをローンチするため、[見積を予算にローンチ (tpest2200m000)] セッションからデフォルト原価タイプと対応するデフォルト原価対象が使用されます。原価対象のタイプが 「管理コード」 で、チェックボックスがすべてオンの場合、セッションで新しい原価対象が生成されて予算ラインで使用されます。そうでない場合、見積ラインの原価対象が予算ラインで使用されます。予算ラインで使用される原価対象記述は、標準原価対象記述ではありません。
  • 原価対象が見積ラインで定義されておらず、[指定しない原価対象] フィールドのチェックボックスがすべてオンの場合、生成されたコードが予算ラインで使用されます。そうでない場合、原価タイプのデフォルト原価対象が使用されます。
  • プロジェクト - 原価管理レベル (tppdm6102m000) セッションの原価構成要素の [原価管理レベル] チェックボックスのいずれかがプロジェクトについてオンであり、原価構成要素が構造要素の 1 つとして定義されている場合、その原価構成要素が予算ラインで使用されます。そうでない場合、原価対象の原価構成要素が予算ラインで使用されます。
  • 拡張が構造要素の 1 つとして存在する場合、拡張が予算ラインで使用されます。[コピー先拡張] フィールドに入力すると、このコピー先拡張によって構造要素とコピー先拡張が上書きされ、予算で使用されます。
  • 拡張タイプが 「決済対象数量」 、請求方法が 「予算原価」 の場合、販売価格は予算ラインのみで指定されます。
  • 付加費用額、偶発金額、上昇金額を雑費ラインとしてローンチできます。