契約成果物データの設定

契約成果物とは、契約の結果として製造または購買が行われる有形/無形品目です。契約成果物を定義するには、[契約成果物 (tppdm7100m100)] セッションを使用します。

[契約成果物 (tppdm7100m100)] セッションにアクセスするには、[契約 (tpctm1600m000)] セッションの [契約成果物] タブで次のデータを定義する必要があります。

  1. [契約ライン (tpctm1110m000)] セッションを使用して、契約ライン番号を選択または定義します。
  2. 品目タイプを選択します。次の値を選択できます。
    • 物理的 (製造品目および購買品目のみ)
    • 非物理的 (原価品目またはサービス品目のみ)
  3. [一般プロジェクト (tcmcs0552m000)] セッションを使用して、プロジェクトコードを選択または定義します。
  4. [品目 (tcibd0501m000)] セッションを使用して、納入品目を選択または定義します。
  5. [単位セット別の単位 (tcmcs0112m000)] セッションを使用して、品目のオーダ数量を入力し、数量の測定単位を選択します。

[品目] タブ

  1. [品目コードシステム - 品目 (tcibd0104m000)] セッションを使用して、品目コードシステム (ICS) コード (品目コードを設定する外部の代替手段) を選択または定義します。
  2. 必要ならば、有効化コードを選択します。
  3. ロット品目の納入方法を選択します。次の値を選択できます。
    • [任意]: 複数のロットから出荷を引き出すことができます。これがデフォルト値です。
    • [同一]: 任意のロットを納入用に選択できますが、全体的な出荷は同じロットから引き出す必要があります。
    • [特定]: 1 つの特定ロットのみを使用できます。このロットは、[ロット] フィールドに入力されます。
    [注意]: このフィールドは、必須ではありません。
  4. シリアル番号の選択方法を選択します。次の値を選択できます。
    • [任意]: 特定のシリアル番号を成果物にリンクする必要はありません。結果的に、シリアル番号は 「倉庫」 により決定されるか、または 「購買管理」 により決定されます (非在庫品目の場合)。
    • [特定]: 成果物にリンクする必要のあるシリアル番号をマニュアルで入力できます。これを行うには [品目 - シリアルおよび倉庫 (whltc5100m000)] セッションを使用します。[品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000)] セッションで [在庫内シリアル] チェックボックスをオンにした品目のみを選択できます。
    [注意]: このフィールドは必須ではありません。
  5. LN は、契約データのデフォルト値として 「契約」 ヘッダの値を使用します。
  6. [単位セット別の単位 (tcmcs0112m000)] セッションを使用して、品目のオーダ数量を指定し、数量の測定単位を選択します。[注意]: 契約成果物が複数のスケジュールラインに分割されている場合、LN[契約成果物スケジュール (tppdm7100m200)] セッションで指定されたスケジュール済数量を表示します。
  7. 納入済数量を指定します。倉庫管理を使用して処理されていない非物理成果物の場合にのみ数量を指定できます。倉庫管理を使用して処理されている成果物 (物理または非物理) の場合、LN[プロジェクト出荷 (tppin0160m000)] セッションで指定された値を表示します。
  8. 品目の受入数量を指定します。[注意]: LN は、オーダ数量のデフォルト値として、[契約 (tpctm1600m000)] セッションで指定された値を使用します。
  9. 契約成果物の状況を設定します。
    • 契約ライン状況が 「有効」 であり、かつ成果物がペギングされている (つまり、成果物がプロジェクト、要素、活動のいずれかにリンクされている) 場合にのみ、契約成果物ラインを 「有効」 に設定できます。
  10. 契約納期および確認済納期を選択します。
  11. 計画納期および計画入庫日を選択します。
  12. [契約成果物スケジュール (tppdm7100m200)] セッションを使用するか、または [スケジュール] ボタンをクリックして、成果物に関するスケジュールを作成します。これは必須ではありません。
  13. [販売価格の取得] をクリックすると、LN は成果物の販売価格を取得します。[価格発生元] フィールドには、発生元 (当該品目の販売価格の取得元) が表示されます。詳細については、プロジェクト成果物品目の販売価格の取得を参照してください。

[販売] タブ

  1. [販売価格の取得] をクリックすると、LN は成果物の販売価格を取得します。[価格発生元] フィールドには、発生元 (当該品目の販売価格の取得元) が表示されます。詳細については、プロジェクト成果物品目の販売価格の取得を参照してください。[注意]: [品目] タブでの詳細を定義することもできます。詳細は、[販売] タブの [価格] グループボックスにデフォルト設定されます。
  2. [価格ステージ (tcmcs2112m000)] セッションを使用して、成果物品目の価格ステージを選択または作成します。
  3. 該当する場合は、成果物品目の [割引率] と [割引額] を指定します。[割引発生元] フィールドには、発生元 (割引の値の取得元) が表示されます。

[出荷] タブ

  1. [納入地点 (tccom4134m000)] セッションを使用して、成果物の納入地点を選択または定義します。
  2. [取引先役割別窓口 (tccom4545m000)] セッションを使用して、出荷先窓口データを選択または作成します。
  3. 存在する場合、商品の出荷規則を選択します。

    次の出荷規則を指定できます。

    • [出荷ライン完了]: ラインの合計数量を単一の出荷として出荷する必要があることを意味します。
    • [出荷ラインおよび取消]: 十分な在庫が存在する場合、この結果として出荷完了が発生します。在庫が不十分な場合、バックオーダは作成されませんが、残数量のオーダは取り消されます。定義済みの取消理由がオーダラインにリンクされます。
    • [なし]: 出荷規則は適用できません。
  4. 出荷数量を維持するには、[単位固定] チェックボックスをオンにします。
  5. [受渡条件 (tcmcs0141m000)] セッションを使用して、受渡条件を定義します。このフィールドは必須ではありません。
  6. [経路 (tcmcs0104m000)] セッションを使用して、倉庫から出荷先または出荷元取引先の倉庫への出荷経路を定義します。
  7. [輸送サービスレベル (tcmcs0175m000)] セッションを使用して、輸送期間を定義します。[注意]: 倉庫オーダ番号は、成果物が倉庫に発行される場合にのみ表示されます。
  8. LN は、出荷先取引先のデフォルト値として 「契約」 ラインの値を使用します。

[プロジェクト] タブ

  1. [プロジェクト (tppdm6100m000)] セッションを使用して、契約成果物ラインにリンクされるプロジェクトを選択または定義します。要素、活動、マイルストーンを選択します。[注意]: 契約の原価をペギングする場合、このプロジェクト関連データを指定する必要があります。[注意]: 成果物の状態を 「有効」 に設定するプロジェクト、要素、活動を指定する必要があります。
  2. [原価構成要素 (tcmcs0148m000)] セッションを使用して、原価構成要素を選択または定義します。

[税金] タブ

  • LN は、税データのデフォルト値として 「契約」 ヘッダの値を使用します。

[追加情報] タブ

  • LN は、追加情報のデフォルト値として 「契約」 ヘッダの値を使用します。