工具計画方法

工具計画の目的は、製造オーダ、サービスオーダ、および作業オーダに必要な工具を見積ることにあります。製造オーダが計画済の場合、品目にリンクされた工順を使用して、必要な工具が判別されます。

工具が計画された後は、[見積工具所要 (titrp0111m000)] セッションで工具計画の利用性がチェックされます。

工具計画手順は、次のセッションで使用されます。

  • [工具の一括計画 (titrp0211m000)] セッション。この方法が用いられるのは、工具シリアル番号が指定されていない場合のみです。
  • [工具の再計画 (titrp1202m000)] セッション
  • [工具の利用性チェック (titrp0213m000)] セッション。この方法が用いられるのは、工具シリアル番号が指定されていない場合のみです。

工具計画方法では、[工具番号 (titrp0102m000)] セッションの工具使用フィールドが考慮されます。使用予定工具数は、使用予定最大工具数によって決定されます。[工具の一括計画 (titrp0211m000)] セッションおよび [工具の再計画 (titrp1202m000)] セッションでの工具計画の際は、代替工具タイプが考慮されます。また、[工具 (titrp0101m000)] セッションの [計画方法] フィールドも考慮されます。計画時には、このフィールドの値に応じて、次のいずれかの方法が使用されます。

  • 最小残余工具寿命 - 最小残存寿命の工具が、最初に考慮されます。
  • 最大残余工具寿命 - 最大残余工具寿命の工具が選択されます。
  • オーダ数量にもとづく - 計画の場合、残余工具寿命が計画時に考慮される所要量以上の工具が選択されます。
  • 不適用 - 計画方法が不適用であるため、工具寿命は適用されません。

工具計画方法手順では、上記の入力をすべて考慮して工具が計画されます。1 回の利用性チェック手順で所要量が満たされない場合は、推奨購買数量が示されます。所要量に見合った工具を計画できない場合、所要量は変更されません。