O.E.E. 計算
製造環境の全般的な効果を計算する方法。これを使用して個別の機械と工場全体の効率を測定し、最適化することができます。
個別の機械、または同様の機能を果たす同一の機械グループの全般的な効率を測定、比較することができます。
例
8 時間シフトの 3 つのスケジュールで、3 種類の部品を製造します。これには、10 分の休憩 2 回と 5 分間の引継ぎ時間が含まれます。
シフトデータ
スケジュール A | スケジュール B | スケジュール C | |
---|---|---|---|
製造部品数 | A123 | B456 | C789 |
サイクル | 10 秒 | 45 秒 | 70 秒 |
良品数 | 2240 | 450 | 229 |
仕損数 | 50 | 25 | 11 |
計画外停止時間 | 32 分 | 18 分 | 22 分 |
予定時間数 | 480 分 (8 × 60) | 480 分 (8 × 60) | 480 分 (8 × 60) |
計画停止時間 | 合計 25 分 | 合計 25 分 | 合計 25 分 |
O.E.E. | スケジュール A | スケジュール B | スケジュール C |
---|---|---|---|
正味使用可能時間 (NAT) | 455 分 (480 - 25) | 455 分 (480 - 25) | 455 分 (480 - 25) |
正味作業時間 (NOT) |
423 分
|
437 分
|
433 分
|
理想作業時間 (IOT) |
381.67 分
|
356.25 分
|
280 分
|
損失作業時間 (LOT) |
8.33 分
|
18.75 分
|
12.83 分
|
稼働率 |
92.97%
|
96.04%
|
95.16%
|
パフォーマンス |
90.23%
|
81.52%
|
64.67%
|
品質 |
97.82%
|
94.74%
|
95.42%
|
O.E.E. |
82.06%
|
74.17%
|
58.88%
|
製品やシフトが複数となる場合、計算結果に重み係数を適用し、統計的に有効な結果を得ます。
稼働率 | |
---|---|
スケジュール A | 423 分 |
スケジュール B | 437 分 |
スケジュール C | 433 分 |
正味作業時間合計 | 1293 分 |
正味使用可能時間合計 | 1365 分 |
加重 |
|
パフォーマンス | |
---|---|
スケジュール A | 381.67 分 |
スケジュール B | 356.25 分 |
スケジュール C | 280 分 |
理想作業時間合計 | 1017.92 分 |
正味作業時間合計 | 1293 分 |
加重 |
|
品質 | |
---|---|
スケジュール A | 8.33 分 |
スケジュール B | 18.75 分 |
スケジュール C | 12.83 分 |
損失作業時間合計 | 39.91 分 |
合計 IOT | 1017.92 分 |
加重 |
|
加重後の全般的な設備効果は次のとおりです。
94.73 × 78.73 × 96.08 = 71.66%