原価伝票

繰返生産では、製造中に発生した費用が、作業セルにリンクされている原価伝票に登録されます。原価伝票は、特定の期間有効であり (通常は週)、連続的です。

原価伝票は会計期間に準じ、通常は過去に対して生成されません。原価伝票は、あまりに遠い将来で生成しないことをお勧めします。

注: 

原価伝票を超えるシフトは計画できません。シフトおよび原価伝票の開始/終了の日時は、原価計算結果を明確にするために整合させる必要があります。

原価伝票には次の記録が含まれます。

  • 資材出庫

    資材に使用
  • 仕掛品振替 (出庫)

    完成品の数量に使用
  • WIP 隔離検査出庫

    製造時に隔離検査された製品の数量に使用
  • 作業費

    労働時間および機械実行時間に使用
  • 一般時間数

    待機、設定および停止時間に使用

品目付加費用および作業セルの付加費用は、製造時に記録できますが、これは製造環境の設定に依存します。

伝票のクローズ後は、能率差異、価格差異、および計算オフィス差異が計算されて記録されます。

作業セル原価伝票をクローズできるのは、次の条件が満たされている場合のみです。

  • 終了日が過ぎた
  • 原価伝票の状況が [オープン] である
  • 前の原価伝票の状況が [クローズ] である
  • 原価伝票期間内のすべてのシフトが完了としてレポートされている
  • 原価伝票期間内のシフトで使用されるすべての資材がバックフラッシュされている
  • バックフラッシュ資材に関連するすべての倉庫オーダが完全に処理されている