作業セル

作業セルは、品目または品目グループの専用製造のために設計されたものです。作業ステーションは、機械、ワークベンチ、または検査ポイントであり、常に作業セルにリンクされています。作業セルは、時間とコストを処理する単一の製造部門タイプを持つワークセンタとして機能します。

作業セルの設定

作業セル (tirpt0140m000) セッションで作業セルを定義するには、以下のデータが必要です。

  • ワークセンタのアドレス
  • 作業セルの作業ステーション、および相互に関連するポジション作業セルは、1 つ以上の作業ステーションで構成されています。作業ステーションは、作業セルのレイアウトを示すために使用するものです。機械、ワークベンチ、検査ポイントなどが作業ステーションとして考えられます。作業ステーションが作業セル間で交換できません。

    作業ステーションは、作業ステーション (tirpt0110m200) セッションで定義されます。作業ステーションごとに、以下を定義する必要があります。

    • 作業ステーションとなる機械、工具、ワークベンチの説明
    • 作業ステーションはカウントポイントか
    • 関連する使用ポイント倉庫
    • 作業ステーションは検査ポイントか
    • 追加工具を使用するか
  • 使用ポイントは、特定の作業ステーションにリンクされた倉庫で、その製造段階で必要な資材を保管している場所です。これは、作業ステーションに物理的に近い場所になければなりません。
  • 特定の作業セルの製造時間を格納するデフォルトのカレンダーコード利用性タイプの組合せ
  • 作業セルで使用できる人時間

修理ワークセンタ

修理セルは、不合格品目の修理専門の作業セルタイプです。標準作業セルとの大きな違いは、作業ステーションがないことです。各作業セルは、特定の作業セル生産モデルで製造された品目の修理に特化しています。修理セル (tirpt0140m100) セッションで修理セルを設定できます。

進行中検査で不合格となった品目を修理のために修理セルに送ることができます。修理後、日程計画ラインに戻すことも、日程計画ラインが完了したと報告されている場合は倉庫に送ることもできます。

注: 
  • 修理セルの修理リードタイムは、不合格品目があった日程計画ラインの完了日に影響します。
  • 修理セルを構成および管理するには、[繰返生産パラメータ (tirpt0100m000)] セッションで、修理プロセスチェックボックスがオンになっている必要があります。