倉庫からのバックフラッシュ資材の収集

シリアル番号付品目

シリアル番号付品目をバックフラッシュできるのは、品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000) 詳細セッションで在庫内シリアルチェックボックスがオフになっており、かつ完成状態時のロット出庫登録フィールドが [Yes] に設定されている場合のみです。これ以外の場合は、シリアル番号付品目はバックフラッシュできません。

シリアル番号付品目がロット管理されている場合、品目のバックフラッシュ元のロットは、[品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000)] 詳細セッションで定義されている出庫方法 ([後入れ先出し (LIFO)]、[先入れ先出し (FIFO)]) に基づきます。

倉庫から資材をピッキング

資材は、製造オーダが完了した後でバックフラッシュされます。しかし、資材はオーダ作業の時点で資材リストを利用して倉庫からすでに収集されています。倉庫から資材を収集する要員は、バックフラッシュ処理の際に [ロット選択] フィールドと [出庫 方法] フィールドの値に応じて後で LN によって決定されるロットと同じロットから資材をピッキングする必要があります。このため、資材収集要員は資材を収集する際に LN と同じ規則を適用する必要があります。その結果、ピッキングの指示は次の要因に基づきます。

[ロット選択] フィールドの値: [ロット選択] フィールドは以下のようになります

• 任意: 資材を任意のロットからピッキングできます。
• 同一: すべての資材を同一のロットからピッキングする必要があります。ロットに十分な資材がない場合、要求を満たすのに十分な資材のある別のロットを選択しなければなりません。
• 特定: [ロットコード] フィールドに指定されたロットから資材をピッキングする必要があります。

[出庫 方法] フィールドの値: [出庫 方法] フィールドは以下のようになります

• LIFO: 最後に入庫された資材を最初に出庫する必要があります。
• FIFO: 最初に入庫された資材を最初に出庫する必要があります。
• 保管場所別: 最高優先順位の倉庫保管場所にある ([倉庫 - 保管場所 (whwmd3500m000)] セッションで定義された) 資材を最初に出庫する必要があります。

最適のパッケージ構造

• 資材は各種の方法でパッケージできます。最適のパッケージ構造は、経済的な方法で資材を収集するために、どのパッケージ単位を最適にピッキングできるかを示します。また、在庫をピッキングする際も、以上の規則に従います。