資材出庫段取

[製造オーダパラメータ (tisfc0100s000)] セッションでは、マニュアル出庫チェックボックスを使用して、ジョブショップに出庫すべき資材数量をマニュアルで指定するか自動指定するかを指定できます。

[マニュアル出庫] チェックボックスをオンにする場合、製造オーダの出庫資材 (ticst0101m100) 詳細セッションまたは製造倉庫オーダ (timfc0101m000) セッションを使用して、倉庫からジョブショップに出庫する資材数量をマニュアルで指定する必要があります。

[次の納入] フィールドには、引き当てられた計画数量が示されます。製造オーダが発行された後で、出庫する資材数量を製造オーダの出庫資材 (ticst0101m100) 詳細セッションまたは見積資材 (ticst0101m000) セッションの [出庫] フィールドに指定する必要があります。

マニュアル出庫を実施する処理は、次のステップから構成されます。

  1. 製造オーダを発行します。[次の納入] フィールドに見積数量がコピーされます。
  2. [製造オーダの出庫資材 (ticst0101m100)] 詳細セッションの [出庫] フィールドに、出庫する数量を入力します。オーダの資材をすべて同時に出庫する場合は、適切なメニュー次の納入を出庫へ転送をクリックする必要があります。

資材数量をマニュアルで指定する場合は、出庫プロセスを完全にコントロールできます。出庫する資材数量について明確に決定できるため、高価な資材を扱う場合に便利です。

自動出庫

製造オーダを発行するときに [マニュアル出庫] チェックボックスをオフにすると、[出庫] フィールドに資材の計画数量が自動的に入ります。[製造オーダの出庫資材 (ticst0101m100)] 詳細セッションまたは [製造倉庫オーダ (timfc0101m000)] セッションで資材数量をマニュアルで指定する必要がなくなるため、時間を節約できます。倉庫オーダラインのブロックが解除されると、ただちに見積数量全体が出庫されます。

しかし、異なる資材数量を出庫したい場合や、部分的な納入を行う必要がある場合は、資材数量をマニュアルで強制的に変更できます。[製造オーダの出庫資材 (ticst0101m100)] 詳細セッションの [出庫] フィールドに、目的の数量を入力します。

在庫不足

品目の在庫が十分でない場合は、[在庫処理パラメータ (whinh0100m000)] セッションで [マイナス在庫] チェックボックスがオンになっていない限り、在庫を出庫できません。不足が発生し、[マイナス在庫] チェックボックスがオフになっていると、出庫済数量は [倉庫別出庫] フィールド内に留まり、不足レポートが出力されます。在庫が補給された後で、ブロックが解除された倉庫オーダをマニュアルで処理する必要があります。