機械モデル

工程に存在する機械をスケジュールするには、機械をモデリングする必要があります。
  1. [機械番号 (tirou4162m000)] セッションを使用して、工程の機械に番号を付けます。番号のある機械のみ機械能力グループに追加できます。
  2. 機械能力グループは、[機械能力グループ (tirou4161m000)] セッションで定義できます。各能力グループには、1 台以上の並行機械が含まれます。機械能力グループが製造の潜在的なボトルネックである場合、[スケジューラのクリティカル] チェックボックスをオンにする必要があります。
  3. 機械は、メンテナンス、故障、または交換のために利用できなくなることがあります。予定内および予定外の利用不可時間は、[機械の一時停止 (tirou4165m000)] セッションで定義します。

計画グループ

計画グループによって、スケジューラの対象範囲が決まります。スケジューラがサイトで使用できる場合、サイトのすべてのワークセンタ計画グループが必須です。

サイト内の製造オーダはからみあっています。同じサプライチェーンの一部であることも、同じ資材を使用することも、同じ機械を使用することもあります。

したがって、実行可能な製造計画の場合、サイトのすべての製造オーダを 1 回の実行でスケジュールする必要があります。

1 組の製造オーダを独立してスケジュールすることも可能です。

例: プラスチック射出成形部品 (計画グループ 1)、金属射出成形部品 (計画グループ 2)、および金属機械加工部品 (計画グループ 3) を製造して顧客に直接納入するサイトは、計画グループごとに異なる設定でスケジューラを個別に実行できます。

ボトルネック機械

スケジューラはボトルネック機械の利用可能能力を考慮します。

実際の機械で作業をスケジュールするには、その機械を機械番号によってモデリングする必要があります。

機械番号は、スケジューラ向けにクリティカルとしてマークできる機械能力グループの一部です。クリティカルとマークされている場合、そのグループ内の機械はボトルネック候補であり、その利用性がスケジューラで考慮されます。

機械作業

実際の機械での作業は、1 つ以上の機械作業としてモデリングされます。製造オーダに機械能力グループの作業がある場合、機械作業が自動的に作成されます。作業数量は、機械作業全体で分割されます。当初、機械作業は作業の開始と同時に開始されます。

機械タイムアウト

メンテナンス、故障、または交換のために機械が利用できない時間は、該当する機械番号の機械タイムアウトとしてモデリングする必要があります。機械タイムアウトを、ワークセンタカレンダーで定義されている機械利用性と組み合わせて、スケジュール処理で使用される機械能力を定義します。