スケジューラ結果の分析
ジョブショップスケジューラ実行の投入スケジュールと産出スケジュールは、[スケジュールビューア (tisch8350m000)] セッションで分析できます。このセッションを開始するには、[ジョブショップ日程計画実行 (tisch1100m000)] セッションで、実行を選択して、適切なメニューの [ ] または [産出スケジュールの分析] コマンドを使用します。
- 選択した実行に投入スケジュールが存在する場合、[ ] を使用できます。
- 選択した実行に産出スケジュールが存在する場合、[産出スケジュールの分析] を使用できます。
[スケジュールビューア (tisch8350m000)] セッションでは、スケジュールされた機械作業、機械を利用できない時間、機械能力をグラフィック表示できます。機械は機械能力グループおよびワークセンタ別にグループ化されます。
分析に使用できる主要業績評価指標は、次のとおりです。
- [平均遅延]: 単位は日数です (小数部あり)。
オーダの遅延は、期日と計画終了日との時間差として定義され、単位は日数です。平均遅延は、合計遅延日数をオーダ数で割った値で、単位は日数 (小数点以下 1 桁) です。
例: 平均遅延は +1.2 日です。
- [平均ボトルネック利用率]: 単位はパーセント (%) です。
機械の全使用済能力の合計を機械の全利用可能能力の合計で割った値です。
例: 平均ボトルネック利用率は 98% です。
- [予測期限内オーダ完了率]: 単位はパーセント (%) です。
期限通りまたは期限より早めのオーダ数をオーダ総数で割った値です。
例: 予測期限内オーダ完了率は 32% です。
- [注文数]: 数値で表します。
状況が [作成済]、[出力済]、[発行済]、または [有効] で、スケジューラ実行の時間枠内にある製造オーダの合計数です。
例: オーダ数は 600 です。
- [作業数]: 数値で表します。
時間枠内として定義された製造オーダの機械作業の合計数です。機械作業のないオーダ作業は 1 つの機械作業とみなされます。作業のないオーダは 1 つの機械作業とみなされます。
例: 作業数は 800 です。
- [競合する作業の数]: 数値で表します。
競合する機械作業の合計数です。スケジュール処理の目的は、製造工程で発生する問題を最小限に抑えることです。競合とは、生成されたスケジュールの実行可能性が低下する状況です。
例: 競合する作業数は 20 です。
製造オーダの更新
ジョブショップスケジュールの産出スケジュールを使用して、既存の製造オーダ、オーダ作業、および機械作業を更新できます。[ジョブショップ日程計画実行 (tisch1100m000)] セッションの適切なメニューにある [ ] コマンドを使用して、[製造オーダの更新 (tisch1200m100)] セッションを開始して、選択したスケジュールを更新します。
[製造オーダの更新 (tisch1200m100)] セッションを単体で開始することはできません。このセッションは、産出スケジュールが利用可能で、ジョブショップスケジュール実行が 「実際」 の場合に有効になります。更新された製造オーダでは、[日程計画済] チェックボックスがオンになります。