製造部品表 (PBOM) の段取と生成

グローバル部品表は、複数レベルおよび複数サイトにおける品目の構築方法をモデル化し、品目に固有のすべての情報を含みます。

製造部品表は、品目コードと製造部品表の改訂番号の組合せによって識別されます。

製造部品表は、マニュアルでメンテナンスすることも、設計データ管理モジュールを使用して生成することもできます。

新しい製造部品表を生成するには、次の手順を実行します。

  1. 新しい改訂を生成する

    製造部品表 (timfc3100m000) セッションで [新規改訂] コマンドを使用して、新しい製造部品表を生成します。このコマンドで 製造部品表 (timfc3600m000) セッションが開始されます。

    生成された製造部品表は、状況が [新規] で [改訂] フィールドの改訂番号が 000001 になります。

  2. 製品を指定する

    [製造部品表 (timfc3600m000)] セッションで [製品] フィールドをクリックして [品目 - 製造 (tiipd0101m000)] セッションを開き、新しい製造部品表を定義します。

  3. 改訂を割り当てる

    新しい製造部品表に改訂番号 001 が自動的に割り当てられます。

  4. 発効日をデフォルト値に設定する

    特に指定されていない限り、発効日のデフォルト値は現在の日付であり、失効日は 9999 に設定されます。

  5. 製造部品表ラインを資材タブに追加する

    資材を含む製造部品表ラインを追加します。

    注意: 資材ラインの変更は、製造部品表の状況が [新規] の場合に限り、行うことができます。

  6. 製造部品表を有効化する

    [製造部品表の有効化 (timfc3200m000)] セッションを使用して、新しい製造部品表の整合性をチェックし、レポートを生成します。

  7. 製造部品表の整合性をチェックする

    [製造部品表の整合性のチェック (timfc3200m400)] セッションを使用して、製造部品表構造のループ、オーダシステムの更新、有効化構成供給、統合制限、さらにはプロジェクトペグ指標と貿易コンプライアンスをチェックします。

  8. 改訂を承認する

    [ジョブショップ部品表 (tibom3100m000)] セッションで、製造部品表改訂を選択し、[改訂の承認] コマンドを使用して状況を [新規] から [承認済] に変更します。

注: 

[コンセプトの有効化 (tcemm4600m000)] セッションの [サイト別ジョブショップ] パラメータが [有効] または [準備中] に設定されている場合にのみ適用されます。

設計部品表からの製造部品表の新規作成

設計部品表から製造部品表を生成できます。

  1. [設計品目 (tiedm0110m000)] セッションを開始します。
  2. 製造部品表の生成元となる設計部品表を選択します。
  3. [設計品目改訂] コマンドを使用して、[設計品目改訂 (tiedm1100m000)] セッションを開始します。
  4. 製造部品表にコピーする改訂を選択します。
  5. 設計部品表のヘッダおよびラインを製造部品表にコピーします。
  6. 新しい製造部品表には、状況として [新規] が、デフォルト発効日として現在の日付が自動的に割り当てられます。

既存の製造部品表の変更

既存の製造部品表を変更するには、次の手順を実行します。

  1. 製造部品表 (timfc3100m000) セッションを開始します。
  2. 編集する製造部品表を選択します。
  3. [新規改訂] コマンドを使用して、新しい改訂を生成します。
  4. 製造部品表のコピー (timfc3200m100) セッションを使用して、製造部品表ヘッダデータと資材ラインを新しい改訂にコピーします。
  5. 改訂には、状況として [新規] が、デフォルト発効日として現在の日付が自動的に割り当てられます。
  6. 製造部品表ヘッダおよび部品表ラインに必要な変更を加えます。
  7. 製造部品表の有効化 (timfc3200m000) セッションを使用して、新しい製造部品表の整合性と、必要な資材が存在しているかをチェックした後、状況を [承認済] に変更します。
  8. 新しい製造部品表を承認すると、新しい改訂の発効日にあわせて前回の改訂の失効日が調整されます。