製造での隔離検査へのプットアウェイ

製造プロセス中に、一部の完成品が推奨される仕様に適合していないことがあります。

欠陥が立証された場合、それらの非適合品目が処理される必要があります。製造プロセスの作業ステップ中に、製造品目の欠陥が検出された場合、その品目を製造オーダの該当する作業で廃棄するか、または、その欠陥品目を隔離検査場所に送付して、後日、再作業の対象にするかを選択できます。

隔離検査へのプットアウェイ設定

[在庫処理パラメータ (whinh0100m000)] セッションで計画に利用可能パラメータのオプションを 1 つ選択することで、企業計画で通常使用する隔離検査在庫処理を選択します。

製造中に数量が不合格になり隔離検査へ送られる場合、隔離検査倉庫への転送が製造倉庫オーダでサポートされる必要があります。欠陥品目を記帳するための倉庫オーダのトリガに使用される PWO は、通常の PWO とは異なります。

品質モジュールが実装されている場合、ブロック理由の出力 (tisfc2100m000) セッションにブロック理由を入力する必要があります。不合格数量をブロックチェックボックスがオンのときに理由コードを使用する場合、作業の完了レポート (tisfc0130m000) セッションで品目を不合格にすることはできません。

隔離検査機能を利用するために必要な倉庫パラメータについては、隔離検査在庫の設定を参照してください。

例外

  • プロジェクトペギング

    プロジェクトペギングが製造プロセスで使用された場合、1 つ以上のペグ配分が存在します。ペギング品目が不合格になり、隔離検査に送られる場合、ペグ配分が更新される必要があります。不合格になった数量が選択されると、その数量に付随するペグが自動的に隔離検査在庫に転送されます。

    企業計画で選択されるパラメータは、ペギング隔離検査品目が処理される優先順位に次のような影響を及ぼします。優先順位が最も高いペグを持つ 「再作業」 または 「現状のまま使用」 品目が最初に処理される場合、隔離検査済品目を廃棄することを選択すると、ペグの優先順位が最も低い品目が最初に選択されます。

    隔離検査済商品の状況が 「計画に使用不可」 の場合、企業計画でペグの優先順位を決定できず、ペグはアルファベット順に処理されます。

  • 有効化コード

    完成品に有効化コードが含まれている場合、隔離検査保管場所に報告します。

  • シリアル

    不合格完成品がシリアル番号付であり、それらのシリアルが在庫に登録されている場合、シリアルを隔離検査在庫保管場所にレポートする必要があります。

    製造品目がシリアル番号付である場合、適用可能なシリアルの状況が 「完成状態」 に登録されます。注意: 状況が 「不合格」 であるシリアルに関して再作業オーダを作成することはできません。シリアル番号付品目を再作業の対象とするには、欠陥品目を隔離検査に配置する必要があります。

  • 顧客所有

    製造オーダで使用される 1 つ以上の資材が顧客支給である場合、そのオーダは、隔離検査在庫で 「顧客所有」 と指定されます。この指定は、顧客支給資材がまだ出庫されていない場合でも適用されます。