「製品バリアント」 - 「購買構成可能品目」

ここでは、購買構成可能品目に関連する次の機能について説明します。

  • バリアントの構成済品目の比較

  • 製品バリアント購買価格構造の定義

バリアントの比較

2 つの製品バリアントを比較して、次のことをチェックできます。

  • 構成購買部分組立品の在庫

  • 新しく構成された品目をオーダするのではなく、一致する構成の在庫を使用する可能性

注: 

2 つの構成済品目ですべてのオプションが同じ場合、交換可能と見なすことができます。

製品バリアントの次の構成済品目を比較できます。

  • 構成済完成品

  • 任意の構成可能な子品目

製品バリアントの構成済品目を比較するには、オプションリスト ID を使用します。構成可能品目は、オプションセットレベルで比較されます。バリアントによって作成される 2 つの構成済品目は、オプションリスト ID が同じ場合、交換可能と見なされます。

オプションリスト ID は、次のタイプの処理に使用されます。

  • 製造組立品目の処理

  • 購買構成済品目の処理

  • 在庫取引

バリアント番号とオプションリスト ID

購買構成可能品目の需要と供給の照合は、オプションリスト ID に基づいて行われます。

製造組立完成品の需要と供給の照合は、製品バリアントに基づいて行われます。たとえば、製造組立完成品の需要は、製品バリアントが新しい販売オーダに対して作成されるときに生成されます。このバリアントのオプションリスト ID は、在庫にある余剰バリアントと一致します。バリアント番号が異なるため、組立オーダがこの需要を満たすために作成されます。

バリアント番号とオプションリスト ID は、次の処理で使用されます。

  • 組立計画の作成 ([組立部品所要の計算 (tiapl2221m000)])

  • 組立オーダの作成

  • 倉庫出庫勧告の生成

製品バリアント購買価格構造

構成済品目の購買価格を設定できます。購買価格は、構成済品目のオプションによって異なります。構成処理中にバリアントの購買価格を計算できます。この計算は、販売価格を計算した後で行えます。バリアントを更新する場合、販売価格を再計算するよう求められます。

販売価格を再計算するために、構成日が価格リストの確認の参照日として使用されます。販売パッケージの [販売パラメータ (tdsls0500m000)] セッションで構成日を設定できます。[構成日 (PCS)] は次のいずれかです。

  • [オーダ日]

  • [システム日付]

  • [納期]

バリアントのセットの購買価格を計算するには、[製品バリアント購買価格構造の計算 (tipcf5235m000)] を使用します。

次のセッションで、現在のバリアントの購買価格を計算できます。

  • [製品バリアント (tipcf5501m000)]

  • [製品バリアント購買価格構造 (tipcf5535m000)]

スケジュールの購買価格は [一般価格リスト (tipcf4101m000)] セッションから取得されます。この価格は [価格設定パラメータ (tdpcg0100m000)] セッションの [購買価格日付タイプ] フィールドで選択された値に基づきます。許可される値

  • [オーダ日]

  • [システム日付]

  • [納期]

注: 

購買価格構造は、分析のみに使用されます。

注: 

販売価格/購買価格の計算の参照日として異なる日付が使用されているので、スケジュールの価格はバリアントデータに表示されている価格とは異なる場合があります。