ネットワーク計画
ネットワーク計画を実行するために、次のデータをメンテナンスします。
- 一般プロジェクトデータ
- プロジェクト別活動
- 活動関係
- 能力負荷テーブルコード
- 能力負荷テーブル
プロジェクトの実行に必要なあらゆる活動 (ただし予算を除く) から構成されるネットワーク計画。活動は、1 つ以上の作業手順で表すことができます。それぞれの活動には、特定のリードタイムがあります。ネットワーク内の関係は、どの活動が互いに依存しているかを示します。ネットワークの解析によって、プロジェクトの合計期間についての情報が通知されます。使用される方法は、前の方法です。
ネットワーク計画には、次の利点があります。
- プロジェクト計画は、記録されたプロジェクト構造には左右されません。
- プロジェクト構造が部分的に定義されるときのみ、ネットワーク計画を生成できます。
- ネットワーク計画によって、プロジェクトの進捗監視に最適な機能が得られるようになります。活動のスケジュールが遅れている場合、プロジェクトの終了日に対する影響を直接計算でき、遅延を取り戻すために適切な計測を行うことができます。
ネットワーク計画を設定する際は、作業および活動が実行されるシーケンスオーダが重要になります。活動は他の活動に関連付けることができます。活動は逐次実行することも、並列実行することも可能です。
[プロジェクト (tipcs2101m000)] セッションで記録された計画方法に応じて、前方計画 (開始日を基準とする)、または後方計画 (終了日を基準とする) のどちらかが可能になります。
活動間の関係により、計画に余裕時間があるかどうかが決まります。フリー余裕時間は、次の活動への影響なしに活動を遅延できる日数です。合計余裕日数は、プロジェクトの開始日または終了日への影響なしに活動を遅延できる日数です。
活動の所要能力は、能力負荷テーブルを経由して合計能力の割合によって、活動の期間を通して分配できます。
カスタマイズされた作業手順がまだリンクされていないときに、この作業手順を自動的に活動にリンクすべきかをどうかをテーブルで示すことができます。カスタマイズした作業手順を活動にリンクできない場合、通知されます。
段取時間、サイクル時間、段取作業の必要人員数、製造作業の必要人員数、および作業必要機械数は、[工順作業 (tirou1102m000)] セッションによって作業手順ごとに記録されます。
次の例に、プロジェクト活動に関する能力所要量の計画方法を示します。
例 1: 例 1: 活動はまだ開始されていない 例 2: 例 2: 活動がすでに開始されている