オーダ数量依存の工順

特定の製造オーダの数量に合わせて工順が自動的に選択されるようにしておくと便利です。たとえば、製造オーダ数量が大量のときは生産速度の高い工順が使用されるようにし、オーダ数量が小量のときは別の工順が選択されるようにしておきます。

この数量依存工順は、次の手順で設定できます。

  • [品目 - 製造 (tiipd0101m000)] セッションで、[数量依存工順] チェックボックスをオンにします。
  • [品目 - 工順 (tirou1101m000)] セッションで、工順コードを入力します。[上限数量] フィールドに、工順が有効な最大数量を入力します。
注: 

マルチサイト機能が有効な場合、選択したジョブショップ部品表で利用可能な工順サイトごとに異なる場合があります。工順の違いは標準原価計算に影響を及ぼします。

デフォルト工順

[数量依存工順] チェックボックスがオフの場合、品目にデフォルト工順が適用されます。ただし、このデフォルト工順は品目にリンクされている必要があります。そのため、まず、[ジョブショップマスタデータパラメータ (tirou0100m000)] セッションの [デフォルト工順] フィールドのデフォルト工順コードがチェックされます。続いて、[品目 - 工順 (tirou1101m000)] セッションの品目にそのデフォルト工順コードがリンクされているかどうかがチェックされます。リンクされている場合、品目にそのデフォルト工順が適用されます。デフォルト工順が品目にリンクされていない場合、工順は使用されません。