設計部品表の変更 - 自動手順

設計品目の部品表を変更し承認するには、次の 3 つの方法があります。

  • 設計部品表をマニュアルで変更し承認します。詳細については、設計部品表の変更 - マニュアル手順を参照してください。
  • 部品表一括変更を使用して、設計部品表に対してマニュアルで変更を行い、その設計部品表を承認します。詳細については、次のトピックを参照してください: 設計部品表の変更 - 半自動手順
  • 部品表一括変更 (MBC) を使用して、設計部品表を変更し承認します。詳細については、次のトピックを参照してください: 以下の手順
  1. [設計品目 (tiedm0110m000)]

    必要に応じて、設計品目 (tiedm0110m000) セッションで新しい設計品目を定義するか、または工程 PBOM を EBOM にコピー (tiedm0205m000) セッションを使用して既存の製造品目を設計データ管理に転送します。

  2. [部品表一括変更 (tiedm3110m000)]

    部品表一括変更 (tiedm3110m000) セッションで、新規に部品表一括変更を定義します。ステップ 3 で、部品表一括変更にアクションをリンクする必要があります。これらのアクションは、(設計) 品目に対して実行される変更を表します。この点で、[部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションの [アクションごとに設計品目を含む/除く] チェックボックスは重要なチェックボックスです。

    • アクションごとに設計品目を含む/除くチェックボックスがオフの場合、部品表一括変更にリンクされているアクションが、部品表一括変更用に定義された品目に適用されます。
    • アクションごとに設計品目を含む/除くチェックボックスがオンの場合、アクションの適用先となる品目をすべてのアクションに対して個別に定義する必要があります。

    設計品目を含む/除く (tiedm3121m000) セッションに品目を部品表一括変更またはアクションにリンクする必要があります (ステップ 4 を参照)。[部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションまたは 部品表一括変更アクション (tiedm3120m000) セッションの [設計品目を含む/除く] フィールドが [包含] の場合、部品表一括変更またはアクションの実行対象となる品目が [設計品目を含む/除く (tiedm3121m000)] セッションにリストされます。[部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションまたは [部品表一括変更アクション (tiedm3120m000)] セッションの [設計品目を含む/除く] フィールドが [除外] の場合、部品表一括変更またはアクションの実行対象とならない品目が [設計品目を含む/除く (tiedm3121m000)] セッションにリストされます。つまり、[設計品目を含む/除く (tiedm3121m000)] セッションにリストされる品目以外のすべての品目に対して、部品表一括変更またはアクションが実行されるということです。

    部品表一括変更の承認手順を実施するには、[部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションで [CHM管理] チェックボックスをオンにします。承認手順を実行するには、データ管理変更管理を使用する必要があります。

  3. [部品表一括変更アクション (tiedm3120m000)]

    [部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションで部品表一括変更を選択し、適切なメニューの [部品表一括変更アクション] をクリックします。[部品表一括変更アクション (tiedm3120m000)] セッションが開始されます。部品表一括変更に属すアクションのうち、設計品目に対して実行するアクションを 1 つまたは複数定義できます。識別可能なアクションのタイプは、設計品目の部品表内の品目に対する追加、削除または置換です。

    [部品表一括変更アクション (tiedm3120m000)] セッションの [全アクションを品目に適用] チェックボックスで、特定の品目の変更内容を有効にする前にその品目に対してあらゆるアクションを適用すべきか、それとも適用できるアクションを限定すべきかを指定します。このチェックボックスがオンの場合、[設計品目を含む/除く (tiedm3121m000)] セッションの品目のうちあらゆるアクションを適用できる品目だけが、当該アクションで変更されます。適用できるアクションが限定されている品目は変更されません。このチェックボックスがオフの場合、[設計品目を含む/除く (tiedm3121m000)] セッションの品目のうちあらゆるアクションを適用できる品目が、当該アクションで変更されます。ただし、アクションの一部が適用された品目も、アクションによって変更されます。[部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションで [全アクションを品目に適用] チェックボックスを設定しておく必要があります。

  4. [設計品目を含む/除く (tiedm3121m000)]

    部品表一括変更にリンクされたアクションを適用する品目を定義します。[部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションの [アクションごとに設計品目を含む/除く] チェックボックスに応じて、品目をアクション別または部品表一括変更別に定義する必要があります。

    • [部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションの [アクションごとに設計品目を含む/除く] チェックボックスがオンの場合、品目をアクション別に定義する必要があります。この定義を行うには、[部品表一括変更アクション (tiedm3120m000)] セッションで該当するアクションを選択し、適切なメニューの [設計品目を含む/除く] をクリックします。[設計品目を含む/除く (tiedm3121m000)] セッションが開始されます。アクションの適用先となる設計品目を定義します。
    • [部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションの [アクションごとに設計品目を含む/除く] チェックボックスがオフの場合、品目を部品表一括変更別に定義する必要があります。この定義を行うには、[部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションで該当する部品表一括変更を選択し、適切なメニューの [設計品目を含む/除く] をクリックします。[設計品目を含む/除く (tiedm3121m000)] セッションが開始されます。アクションの適用先となる設計品目を定義します。

    [部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションまたは [部品表一括変更アクション (tiedm3120m000)] セッションの [設計品目を含む/除く] フィールドが [包含] の場合、部品表一括変更またはアクションの実行対象となる品目が [設計品目を含む/除く (tiedm3121m000)] セッションにリストされます。[部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションまたは [部品表一括変更アクション (tiedm3120m000)] セッションの [設計品目を含む/除く] フィールドが [除外] の場合、部品表一括変更またはアクションの実行対象とならない品目が [設計品目を含む/除く (tiedm3121m000)] セッションにリストされます。つまり、[設計品目を含む/除く (tiedm3121m000)] セッションにリストされる品目以外のすべての品目に対して、部品表一括変更またはアクションが実行されるということです。

  5. [部品表一括変更別設計品目の生成 (tiedm3201m000)]

    [部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションで該当する部品表一括変更を選択し、適切なメニューの [部品表一括変更別設計品目の生成] をクリックします。部品表一括変更別設計品目の生成 (tiedm3201m000) セッションが開始されます。部品表一括変更アクションの適用先となる設定品目が収集されます。設計品目のリストは、[部品表一括変更別設計品目 (tiedm3122m000)] セッションで表示できます。

  6. 設計の部品表一括変更の承認

    この時点で、設計用の部品表一括変更の承認が可能になります。この承認を行うには、[部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションで部品表一括変更を選択し、適切なメニューの [設計の部品表一括変更の承認] をクリックします。部品表一括変更の設計部品表の変更処理を [Yes] または [No] をクリックして確定し、設計に関する部品表一括変更別設計品目の改訂承認を [Yes] または [No] をクリックして確定する必要があります。部品表一括変更の状況は、[設計中] から [設計で承認済] に変更されます。

  7. CHM 管理

    設計品目または部品表一括変更が変更管理の対象である場合、つまり設計品目または部品表一括変更用の [CHM管理] チェックボックスがオンの場合、最初にデータ管理で承認手順を完了する必要があります。この承認手順を完了しない限り、製造に関する部品表一括変更の承認 (次のステップで解説) ができません。

    この手順ではここで、設計データのファイナライズを個別ステップで実行する (ステップ 8 を参照) か、それとも [部品表一括変更の処理 (tiedm3250m000)] セッションを使用して全ステップを一括実行する (ステップ 9 を参照) かを決める必要があります。

  8. 個別ステップによる、設計データのファイナライズ

    次の個別ステップを実行して、設計データをファイナライズします。

    1. [部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションで該当する部品表一括変更を選択し、適切なメニューの [設計部品表変更の処理] をクリックします。[設計部品表変更の処理 (tiedm3205m000)] セッションが開始されます。このセッションを実行すると、部品表一括変更にリンクされたアクションが実行されるため、その結果として設計部品表が修正されます。
    2. [部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションで該当する部品表一括変更を選択し、適切なメニューの [製造の部品表一括変更の承認] をクリックします。部品表一括変更状況が [製造で承認済] に変更されます。
    3. 改訂がまだ存在しない設計品目が部品表一括変更に含まれている場合は、[設計品目 - 品目関係 (tiedm1101m000)] セッションで関係を定義する必要があります。
    4. [部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションで該当する部品表一括変更を選択し、適切なメニューの [部品表一括変更別設計部品表コピーデータの生成] をクリックします。[部品表一括変更別設計部品表コピーデータの生成 (tiedm3235m000)] セッションが開始され、1 つまたは複数の部品表一括変更番号を入力できます。[生成] をクリックすると、部品表一括変更 (1 つまたは複数) が適用された設計品目の設計部品表データが収集され、コピー用バッファに格納されます。
    5. [部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションで該当する部品表一括変更を選択し、適切なメニューの [設計データの仕上げ] をクリックします。設計データの仕上げ (tiedm3240m000) セッションが開始されます。設計部品表データが製造品目にコピーされます。
    6. ステップ 10 へ進みます。
  9. [部品表一括変更の処理 (tiedm3250m000)]

    部品表一括変更の処理 (tiedm3250m000) セッションを使用して、設計データのファイナライズ用の全ステップを一括実行します。このセッションで、チェックボックスをオンにして次の操作を実行できます。

    • 設計部品表変更の処理、つまり部品表一括変更アクションを実行する
    • 製造の新規改訂を承認する
    • 設計部品表コピーデータを生成する
    • 設計データをファイナライズする

    [処理] をクリックすると、部品表一括変更が処理されます。ステップ 10 へ進みます。

  10. [設計データのアーカイブ/削除 (tiedm1250m000)]

    必要に応じて、[設計データのアーカイブ/削除 (tiedm1250m000)] セッションで、設計品目データをアーカイブできます。

注: 

[設計データ管理パラメータ (tiedm0100m000)] セッションの改訂をマニュアルで採番チェックボックスがオンの場合、部品表一括変更の改訂番号をマニュアルで入力する必要があります。この入力を行うには、[部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションで部品表一括変更を選択し、[部品表一括変更別設計品目] をクリックします。[部品表一括変更別設計品目 (tiedm3122m000)] セッションで、設計品目をダブルクリックして、所定の改訂番号を入力します。

部品表一括変更状況をリセットするには、[部品表一括変更 (tiedm3110m000)] セッションで部品表一括変更状況を選択して、適切なメニューの [部品表一括変更のリセット] をクリックします。