作業原価 (労働時間および機械時間) の計算

LN では、作業費を計算するために労働時間および機械時間が算出されます。

構造において見つかる作業ごとに参照作業タイプが判別されます。

労働時間の計算に適用される公式は、作業に固定期間があるかどうかによって異なります。作業に固定期間がある場合は、機械時間の計算に次の公式が適用されます。

機械時間 = (段取時間 × 機械数) + (サイクル時間 × 機械数 ÷ 工順数量)

作業に固定期間がない場合は、労働時間の計算に次の公式が適用されます。

労働時間 = (平均段取時間 × 段取の労働占有) + (サイクル時間 × 計画投入数量 × 製造の労働占有 ÷ 工順数量)

機械時間の計算に適用される公式 LN は、作業に固定期間があるかどうかによって異なります。作業に固定期間がある場合は、機械時間の計算に次の公式が適用されます。

機械時間 = (段取時間 × 機械数) + (サイクル時間 × 機械数 ÷ 工順数量)

作業に固定期間がない場合は、機械時間の計算に次の公式が適用されます。

機械時間 = (段取時間 × 機械数) + (サイクル時間 × 計画投入数量 × 機械数 ÷ 工順数量)

次に、ワークセンタタイプの実行場所がメインワークセンタであるか、サブワークセンタであるか、それとも外注ワークセンタであるかが判別されます。

ワークセンタがメインワークセンタまたはサブワークセンタである場合は、作業原価 (労務、機械、間接費) の計算 に記載されているように、原価が計算されます。ワークセンタが外注ワークセンタである場合は、資材フローサポートのない作業の外注 に示されていように計算が実行されます。