プロジェクト原価および収益の出力

  • レポートタイプが[実際]の場合、実際原価および実際収益のみが出力されます。
  • レポートタイプが[中間と実際]の場合、実際原価および実際収益とともに、中間金額も出力されます。PCS プロジェクトに収益の承認機能を使用する場合は、これらのレポートタイプで概要が示されます。

[メインプロジェクトにサブプロジェクトの原価と収益を含める] チェックボックスをオンにした場合、メインプロジェクトおよびサブプロジェクトについて売上原価 (COGS) および収益が出力されます。

「実際」 レポートタイプを選択した場合、いくつかのタイプのレポートを選択して出力できます。これらのレポートタイプを以下に示します。これらのレポートについての会計取引は、テーブル tipcs300 「プロジェクト管理仕掛品取引および在庫処理」 から読み取られます。会計取引は、取引発生元および会計取引別 PCS 会計取引 (tipcs3500m000) 詳細セッションで表示できます。

  • プロジェクト原価および収益 (詳細)

    このタイプのレポートは、PCS プロジェクト、販売オーダ、サービスオーダ、および倉庫オーダに直接関連するプロジェクト原価および収益の詳しい概要を示します。レポートには、次のデータが表示されます。
    • PCS 関連

      取引発生元が [プロジェクト (PCS)] である会計取引: [売上原価] および [追加売上原価]。

      予測および実現営業利益は売上原価に -1 を乗算した値に等しくなります。

    • 販売/サービス関連

      取引発生元が [販売オーダ] および [サービスオーダ] の [売上原価] 会計取引。販売では、予測収益は PCS プロジェクトにリンクする販売オーダの金額に基づきます。実現収益は、レポートで 「請求済商品」 と 「未決済請求済分割払」 に分割されます。

      収益および売上原価に基づき、営業利益は次のように計算されます。

      • 予測営業利益 = 予測収益 - 売上原価
        						
      • 実現営業利益 = 実現収益 - 売上原価
        						
      • 請求対象 = 予測収益 - 実現収益
        						
    • 倉庫関連

      レポートでは、請求付き倉庫移動と請求なし倉庫移動に分割されます。請求ありオーダの場合、売上原価は、販売オーダおよびサービスオーダに使用された方法と同じ方法で決定されます。請求なしオーダの場合、売上原価は出庫取引に基づき、収益は入庫取引に基づきます。予測収益はオーダ金額に基づきます。
  • プロジェクト原価および収益 (要約)

    プロジェクト原価および収益について要約レポートの出力を選択した場合、各プロジェクトが 1 行で出力されます。ただし、基本となる計算は、詳細レポートの場合と同じように実行されます。
  • プロジェクト原価 (要約)

    このレポートは、各プロジェクトの売上原価を出力します。売上原価は、次の項目に関連するパートに分割されます。
    • プロジェクト
    • 販売
    • サービス
    • 倉庫 (請求付き転送)
    • 倉庫の仮売上原価 (請求なし転送)
  • プロジェクト収益 (要約)

    このレポートは、各プロジェクトの収益を出力します。収益は、次の項目に関連するパートに分割されます。
    • 販売
    • サービス
    • 倉庫 (請求付き転送)
    • 倉庫の仮売上原価 (請求なし転送)