標準原価と評価額の計算例

この例では、品目レベルおよび倉庫レベルで定義された、付加費用に関連する標準原価および評価額の計算方法を説明します。変動費と固定費の差異は、この例では無視されています。

この例の品目 A は、材料費が 10 ドル、作業費が 6 ドルです。品目 A は、倉庫 001 に (一般品目データで) リンクされています。付加費用は次のように定義されます。


付加費用の連番	1	2	3	4	5	6
品目	A	A	A	A	A	A
倉庫	...	...	001	001	002	002
付加費用追加点	入庫	出庫	入庫	出庫	入庫	出庫
付加費用	2	4	3	5	1	6

標準原価

標準原価は、次の費用の合計です。

この計算は次のようになります。

部品表の中の品目 B に品目 A がリンクされている場合、品目 A は品目 B の資材です。部品表倉庫は 003 です。主品目 B の標準原価を計算するには、品目 A の材料費、および部品表倉庫 003 の付加費用を考慮に入れます。品目 A の標準倉庫 001 の付加費用は、不使用です。

入庫評価額は、次の費用の合計です。

この計算は次のようになります。

倉庫内の品目の出庫価格は、次の費用の合計です。

結果として倉庫 001 と 002 の品目 A の評価額および出庫価格は、次のようになります。