製造における複数の財務会社
製造オーダの会計取引は、次のエンティティの財務会社に転記することができます。
- プロジェクト
- 製造オーダ
- ワークセンタ
- 倉庫
これらのエンティティは、財務会社にリンクされている特定の企業単位に属します。
企業単位の定義方法
プロジェクトおよび製造オーダは、企業単位を決定する計算オフィスを持ちます。計算オフィスを参照してください。
ワークセンタは、そのワークセンタと同じコードの部署に対応しています。部署 (tcmcs0565m000) セッションで、ワークセンタの企業単位を定義します。
[従業員 - 一般 (tccom0101m000)] セッションで、従業員の部署を定義します。
[倉庫 (tcmcs0503m000)] セッションで、倉庫の企業単位を定義します。
取引の転記
プロジェクト用オーダには、常にそのプロジェクトの会社番号が記載されます。プロジェクトの会計取引はすべてこの会社に転記されます。
[製造オーダパラメータ (tisfc0100s000)] セッションの [ワークセンタ別会計取引] チェックボックスがオンの場合、ワークセンタに関連する仕掛品取引がそのワークセンタの財務会社に転記されます。完成品レベルまたは製造結果に定義された付加費用は、常に製造オーダの会社に転記されます。
[従業員管理パラメータ (bpmdm0100m000)] セッションの [従業員部署の間接費を含む] チェックボックスがオンの場合、作業の間接費が従業員のワークセンタの会社に転記されます。従業員のワークセンタは、作業実施場所のワークセンタとは別のワークセンタでもかまいません。
在庫処理の結果発生した会計取引は倉庫会社に転記されます。転記時に、財務会計に会社間エンティティが作成されます。