見積数量の計算

製造オーダの資材の見積数量は、次の方法で計算されます。

  • 部品表およびオーダ数量にもとづいて展開済数量を計算します。
  • 計画投入数量を求めます。
  • 正味数量、計画投入数量、そして資材に対して定義された仕損数量または仕損率にもとづいて見積数量を計算します。
注: 

マルチサイト機能が有効な場合、品目とサイトの組合せを対象としてすべての計算が実行されます。

  • 展開数量

    展開数量は、部品表内の正味数量に基づいて算出されます。部品表によると、たとえば 1 箱を製造するには 20 本のネジが必要です。30 箱のオーダがあるとします。この場合、展開されるネジの数量は 600 (= 20 × 30) 本になります。

  • 計画投入数量

    見積資材数量は、資材がリンクされている作業の計画投入数量に基づいて算出されます。製造オーダに作業がない場合、計画投入数量が単に製造オーダのオーダ数量になります。計画投入数量の計算については、製造計画数量で解説しています。

  • 見積数量

    見積数量は、次の公式で計算されます。

    見積数量 =
     (正味数量 × (1 + 仕損率 ÷ 100%) + 仕損数量) × 計画数量係数

    各項目の意味は次のとおりです。

    • 正味数量: 仕損および産出率は考慮しないで、必要とされる資材数量
    • 仕損率: 部品表で資材に定義されている仕損率
    • 仕損数量: 部品表で資材に定義されている仕損数量

    見積数量係数は、次の公式で定義されます。

    計画数量係数 =
     現行作業の計画投入数量 ÷ 最終作業の計画産出数量

    この計算の例については、資材の見積例を参照してください。