組立オーダの生成

次の基準が満たされている場合に限り、組立オーダが作成されます。

  • [製品バリアント (組立) (tiapl3500m000)] セッションに表示される組立状況が [オープン] である
  • [製品バリアント (組立) (tiapl3500m000)] セッションの詳細にある [削除予定] チェックボックスがオフである
  • [製品バリアント (組立) (tiapl3500m000)] セッションの [計画オフライン日] がロールオフラインの組立オーダタイムフェンスに入る。組立オーダタイムフェンスは、[組立ライン (tiasl1530m000)] セッションの詳細で組立ラインごとに定義されます。
  • ロールオフ組立ラインの [組立ライン構造状況] ([組立ライン (tiasl1530m000)] セッションに表示) が [実現] である

    品目に次の特徴がある

    • 品目タイプが [一般] である
    • 品目が [シリアル番号付] である
    • 品目の品目オーダデータが存在する
    • 品目オーダシステムが [FAS] である

関連するセッションにズームすることで現在のセッションのデータを選択する場合、上記の基準を満たす組立ライン、製品バリアント、一般品目のみを選択できます。ただし、組立オーダタイムフェンスと計画オフライン日によって、選択に影響が生じることはありません。

結合しなければならないデータが多いため、組立オーダの作成は複雑なプロセスです。このプロセスの概略フローを下記に示します。

  1. 現在のセッションでの製品バリアントの選択に基づいて、製品バリアント構造が生成されます。このプロセスの詳しい説明については、[製品バリアント構造の生成 (tiapl3210m000)] セッションのオンラインヘルプを参照してください。製品バリアント構造が生成されるのは、[組立計画パラメータ (tiapl0500m000)] セッションの詳細で [外部製品バリアント構造] チェックボックスがオフになっている場合のみです。このチェックボックスがオンの場合、Infor LN は現在存在する製品バリアント構造を使用します。
  2. 組立ライン構造は、組立管理で初期化されます。各供給組立オーダごとに、親の組立オーダが判明していなければならないため、ライン構造を決定する必要があります。
  3. ライン構造は、まずロールオフラインの最後から供給組立ラインの先頭に向かってブラウズされます。ライン構造をブラウズしながら、次のデータが登録されます。まず一般サブ品目が別の会社で組み立てられているかどうか、2 つ目に設計モジュールに関連付けられている組立部品および作業です。最初のアクションは、生成しなければならない組立オーダを決定するために使用されます。会社ごとに固有の組立オーダが必要になります。2 番目のアクションは、ラインステーションバリアント (LSV) の作成に関する情報を収集するために使用されます。この情報は、平準化された組立部品および作業から取り込まれ、発効日と単位に基づいて評価されます。必要となる資材および作業がラインステーションごとに保管されます。
  4. LSV は組立管理で決定/作成されます。LSV には、特定の組立オーダに必要とされる組立部品および作業がラインステーション別に保管されます。LSV は再利用が可能であるので、他の組立オーダの該当するラインステーションでも同じ組立部品および作業が必要であれば、同じ LSV を使用することができます。このため、LSV によって不要なデータが減り、パフォーマンスが向上します。
  5. 組立オーダは、ロールオフラインから順に作成されます。ラインステーションごとに、適切な LSV に基づいて、LSO が作成されます。
  6. [製品バリアント (組立) (tiapl3500m000)] セッションに表示される [組立 状況] が [計画] に設定されます。組立オーダの作成がうまくいかなかった場合、[組立 状況] は [オープン] のままで、次に現在のセッションが実行されたときに、組立オーダが作成されなかった組立ラインが考慮されます。

組立オーダが作成されると、完了レポートが作成されます。

エラーが発生すると [メッセージ] ボタンが有効になります。このボタンをクリックするとエラーメッセージが表示されます。

[ジョブの作成] をクリックすると、現在のセッションがジョブに追加され、バッチモードでセッションが実行されます。