組立ラインをクローズ中
前提条件
このオプションで組立ラインをクローズできるのは、次の条件が満たされている場合だけです。
- [ラインステーション基準] 取引処理を使用している。[取引処理] パラメータは、組立管理パラメータ (tiasc0100m000) セッションで設定されます。[オーダ基準] 取引処理を使用する場合は、このセッションを使用できません。これは、組立オーダのクローズ (tiasc7210m000) セッションで組立オーダがクローズされると、ラインが自動的にクローズされるためです。
- すべてのラインステーションオーダが [クローズ] である。つまり、この日付に対するすべてのラインステーションオーダがバックフラッシュされている
機能
組立ラインをクローズすると、以下のアクションが行われます。
- ライン付加費用が実際仕掛品に適用されます。これは、製造結果が計算される前に行われます
- ラインの結果が計算および転記されます。
- ラインステーションとリンクするクラスタ化されたラインステーションオーダ (CLSO) の状況が [クローズ] になります。[ラインステーション基準] 取引処理では、CLSO は 1 日ごとにラインステーションにリンクされ、この CLSO ですべての部品所要が保持されます。
事後条件
このセッションを実行した後、状況依存ASCデータの消去 (tiasl1200m000) セッションおよび状況非依存ASCデータの消去 (tiasl1210m000) セッションを使用して不要なデータを削除する必要があります。
会計取引
製造結果は次のように計算されます。
製造結果 = 見積仕掛品 - 実際仕掛品
転記される会計取引は、該当する組立ラインがメインラインなのか供給ラインなのかに応じて異なります。
組立ラインが供給ラインの場合は、以下の取引が転記されます。
- 取引発生元: ASC 製造
- 会計国際取引: ライン付加費用
借方 | 製造仕掛品 |
貸方 | 付加費用準備金 |
- 取引発生元: ASC 製造
- 会計国際取引: 製造結果
借方 | 製造仕掛品 |
貸方 | 製造結果 |
組立ラインがメインラインの場合は、あらゆるオーダの仕掛品がそのオーダの計算オフィスに転送され、その結果仕掛品振替の出庫および入庫が転記されます。上記の段落に示されている転記に加えて、以下の取引も転記されます。
- 取引発生元: ASC 製造
- 会計国際取引: 仕掛品振替 (出庫)
借方 | 輸送中仕掛品 |
貸方 | 製造仕掛品 |
- 取引発生元: ASC 製造
- 会計国際取引: 仕掛品振替 (入庫)
借方 | 製造仕掛品 |
貸方 | 輸送中仕掛品 |