設計データ管理の要約

製造設計データ管理モジュールを使用して製品設計プロセスの登録のサポートを可能にすれば、複数のバージョンの製品を扱えるようになります。また、このモジュールを使用して、設計データを製造へ転送することもできます。

設計品目

設計品目は、設計変更の対象となる品目です。設計プロセスが終了したら、変更内容を実際品目に転送できます。設計品目は、いくつかの改訂として存在できます。各改訂は改良バージョンの品目です。

設計品目改訂に図面を添付するには、データ管理文書管理モジュールを使用します。

設計部品表

設計部品表 (EBOM) には、製造部品表 (PBOM) と同様に、構成要素の親品目に対する関係を記述します。設計部品表と製造部品表の主な違いは、発効日を異にする各品目の表し方です。設計部品表の場合、連番を付ける代わりに設計品目の別個の改訂を使用します。設計品目の構成要素は、[設計部品表 (tiedm1110m000)] セッションで設計部品表に記録してください。

有効化構成を使用すれば、設計品目のさまざまな製品構成をモデリングできます。有効化構成の詳細については、設計データ管理 (EDM) における有効化構成を参照してください。

設計部品表内に参照指示を使用すれば、主品目上のどこに構成要素を配置すべきかを指示できます。詳細については、次のトピックを参照してください: 設計部品表の参照指示リンク手順

設計部品表の変更

  • マニュアル変更

    特定の設計品目を改訂する際には、設計部品表をマニュアルで作成/変更できます。改訂の承認後は、設計部品表を製造部品表にコピーできます。改訂の発効日は、製造部品表ラインにリンクされます。失効日は、次回の改訂発効日と等しくなります。詳細については、設計部品表の変更 - マニュアル手順を参照してください。
  • 自動変更

    部品表一括変更では、設計データに対する複数の変更を同時に行うことができます。部品表一括変更では、一連の設計部品表内の構成要素の追加、削除、および置換アクションをいくつか定義することができます。部品表一括変更を適切に定義し終えたら、それらのいくつかを部品表一括変更の処理 (tiedm3250m000) セッションで一括処理できます。詳細については、設計部品表の変更 - 自動手順を参照してください。
  • 半自動変更

    設計部品表をマニュアルで作成/変更します。その後は、部品表一括変更を使用して、変更内容を承認できます。詳細については、次のトピックを参照してください: 設計部品表の変更 - 自動手順

設計データ管理 (EDM) における有効化構成

設計品目の設計バリエーションをモデリングするには、有効化構成を使用します。有効化構成データを製造環境に転送しておくと、その製造環境でバリエーションをモデリングできます。