古くなった品目の残余在庫の使い切り

新しい品目が導入されたことで、他の品目が古くなることがあります。古くなった品目はそれ以降納入できなくなったり、製造されなくなります。

古くなった品目がジョブショップ部品表で資材として使用されている場合、この資材を同じ仕様の置換品目と交換する必要があります。

古くなった品目が在庫に残っている場合は、最初に使い切る必要があります。

制約

  • 使切資材の正味数量は標準資材と同じです。
  • 使切資材の仕損および産出率などの特徴の値は標準資材と同じです。
  • 使切資材の資材-工順関係は標準資材と同じです。
  • 部品表ライン上の構成要素が標準品目 (プロジェクトセグメントが空の品目) である場合、関連付けられた使切資材も標準構成要素でなければなりません。
  • 部品表ライン上の構成要素がプロジェクト品目 (プロジェクトセグメントが指定された品目) である場合、関連付けられた使切資材のプロジェクトセグメントは次のどちらかの状態でなければなりません。

    • 主品目のプロジェクトセグメントと同じプロジェクトが指定されている
    • 空 (代替が標準品目)
  • 部品表ラインの構成要素がファントムの場合は、この構成要素に使切資材を定義することはできません。

使切資材のチェック

パラメータの設定に応じて以下のいずれかのタイミングで、使切資材を使用する必要があるかどうかを LN でチェックすることができます。

  • 企業計画パッケージで計画製造オーダを生成するとき
  • 工程管理モジュールで製造オーダが生成されるとき、または製造オーダを発行するとき
  • 倉庫管理パッケージで出庫勧告を生成するとき

使切資材ではなく改訂およびロット管理を使用するには

設計データ管理モジュールを使用してジョブショップ部品表の変更を管理し、それ以降の改訂部品表ラインの同じ品目コードとリンクさせている場合、使切機能を適用することはできません。

このような場合は、ロット管理を適用し、[FIFO] 出庫方法を使用できます。この出庫方法によって、新しい改訂を行う前に、古くなった改訂を使い切ることができます。