マッピング要素のメンテナンス
[支払/回収要素 (tfcmg0123m000)] セッションを使用して、SEPA XML ファイルの生成時に XML 要素の値を取得するために使用されるマッピング要素をメンテナンスします。
レイアウトが初期化された後、EPC ルールブックに従って必須である最小データセットに定義されたすべてのデータ要素がデフォルト XML タグに含まれます。デフォルトで、これらのタグの多くは定義済みのデータ要素にマッピングされています。その他のタグは生成されます。
マッピングの詳細を表示またはメンテナンスするには、[XML 支払/回収レイアウト (tfcmg0524m000)] セッションで XML タグラインを選択し、適切なメニューを使用して [支払/回収要素 (tfcmg0123m000)] 詳細セッションを開始します。
この詳細セッションで [支払要素へマッピング] が選択されている場合は、適切なメニューから [支払/回収要素 (tfcmg0123m000)] セッションを開始して、利用可能な支払/回収要素のリストをチェックすることができます。
支払要素とは、LN で利用可能であり、支払の属性にすることができる情報を指します。たとえば、支払バッチ、支払先取引先、取引先の銀行口座の国際銀行口座番号などがあります。LN では、これは次のいずれかとなります。
- テーブルフィールド。たとえば、[支払バッチ] (tfcmg103.btno)
- 変数。たとえば、[支払の処理 (tfcmg1240m000)] セッションの [接尾文字 (標準 68 または 34-1)] フィールド
支払要素記述は、ユーザ言語が利用可能な場合はユーザ言語で、そうでない場合は英語で、実行時に作成されます。
記述の構文は、 次のとおりです。Table Name / field1 name / field 2 name ...
例
構成済支払/支払先取引先/住所コード/名前
- [XML 支払/回収レイアウトライン (tfcmg0125m000)] タブで XML タグを選択し、適切なメニューメニューの [ ] をクリックします。
- [支払/回収要素 (tfcmg0123m000)] セッションが表示されます。この場合、使用されている要素のみが表示されます。
- たとえば、国際銀行口座番号は支払要素 011003000000 – 構成済支払/支払元銀行/国際銀行口座番号にマッピングされます。
フィールド | 記述 |
要素 | 要素コード |
記述 |
利用可能な場合は、ユーザ言語による支払要素の記述。それ以外の場合は英語です。この記述は、要素が派生したフィールドの記述に基づきます。構文は Table/Field1/Field2... です。
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回収/ 支払 | このフィールドは、支払方法が支払または回収のどちらを指すかを示します。 |
データタイプ |
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支払要素へマッピング |
このチェックボックスがオンの場合は、要素がマッピングに使用されます。ただし、[支払/回収要素 (tfcmg0123m000)] の [ ] コマンドが実行された場合に限ります。 デフォルトでは、マップ済要素のみが表示されます。マッピングを変更するには、[支払要素へマッピング] チェックボックスをオンまたはオフにします。 |
支払/回収マッピング要素は、今度は LN のテーブルにマッピングされます。これは事前に定義されており、変更はできません。
支払/回収要素へのマッピングは、レイアウトヘッダで定義されたセパレータによって区切られたパスとして示されます。したがって、この例では、国際銀行口座番号コードがまず構成済支払から取得され、次に銀行から取得され、最後に [国際銀行口座番号] (テーブル tfcmg001.iban) から取得されます。
選択したレイアウトラインで利用可能なマッピング要素をすべて表示するには、適切なメニューの [
] をクリックします。- ほかのマッピングを定義するには、[支払要素へマッピング] チェックボックスをオンまたはオフにします。
- マッピングを変更した後、適切なメニューの [ ] をクリックして、マッピングを有効にします。
- レイアウトとマッピングの変更を完了した後、[XML 支払/回収レイアウト (tfcmg0524m000)] セッションで適切なメニューの [ ] をクリックします。
- エラーが発生した場合は、レポートが出力され有効化処理が停止します。
レイアウトラインの正しさのチェックに加えて、有効化処理では 「ソート順序」 と呼ばれる内部 (システム) 連番も作成されます。この連番は最終支払ファイルを作成する順番を決定します。