XML タグのメンテナンス

XML タグのメンテナンス

欧州決済協議会ルールブックおよびガイドラインでは、銀行に送る XML ファイルに銀行もしくは国特有の要件を含めることができます。オプションの XML タグを使用すると、これら地域もしくは特定の要件を満たすことができます。このため、初期化されたデフォルトレイアウトに対し、XML タグを追加、削除、または編集できます。

XML タグを削除するには、該当する XML タグラインを選択し、セッションメニューから [削除] コマンドを使用します。該当する XML タグタイプが欧州決済協議会ルールブックにおいて必要最低限のものとして指定されているために必須である場合、レイアウトラインを削除することはできません。

注: 

XML タグは、すべての子タグが削除されている場合にのみ削除できます。

XML タグ (レイアウト状況: [初期]) を [編集] するには、必要な XML タグラインをダブルクリックして、[XML 支払/回収レイアウトライン (tfcmg0125m000)] 詳細セッションを開始します。

フィールド 記述
XML タグ識別子 XML タグ番号
XML タグ XML タグ名
XML タグ記述 XML タグ記述
XML タグタイプ 値のセットおよびそれらの値に対して許容される操作を定義します。このフィールドは、タグに対して期待される値の種類を表すものです。マッピング要素の要素タイプと比較されます。不一致が生じた場合、ユーザに通知されます。

XML 要素を LN レコードにマップする場合には、次のデータタイプがあります。

  • [属性]

    例: 通貨コード、数量
  • [ブール]

    あり/なし
  • [日付]

    絶対日付
  • [10 進数]

  • [ノード]

    親のみ
  • [文字列]

    英数字コード
  • [UTC 日付]

    タイムゾーンに依存しない日付
親 XML タグ識別子 このフィールドは現在の XML タグの親の番号を示し、ツリー構造の構築に使用されます。
親の連番 親タグには複数の子タグを含めることができます。このフィールドは、現在のタグが親タグ内で登場する順番を示します。
必須 このチェックボックスがオンの場合は、レイアウトラインを削除することができません。
選択 このチェックボックスがオンの場合は、ファイル作成時に XML タグが含まれます。
支払要素へマッピング このチェックボックスがオンの場合は、1 つ以上の LN テーブルフィールドまたは変数に基づいて、このレイアウトラインのタグ値が設定されます。固定テキストでは、ユーザが指定した値が (静的な) タグ値として使用されます。[支払要素へマッピング] と [固定/接頭辞テキスト] は相互に排他的です。
固定/接頭辞テキスト [支払要素へマッピング] フィールドを参照してください。
テキストの最大文字数 使用可能な最大テキスト文字数
排他 このチェックボックスがオンの場合は、タグが相互に排他的な選択要素になります。2 つの子要素が [排他] としてマークされている場合は、両方のタグが選択された時点で、この旨が通知されます。

[注意]

このフィールドは事前定義されており、EPC ルールブックによってタグが選択フィールドと見なされるかどうかを単に示すためのものです。

処理 このチェックボックスがオンの場合、このラインのデータは実際の取引に基づきます。処理タグは取引の回数だけ反復されます。
ソート順序 ファイル内での XML タグの連番。[ソート順序] は、システムで生成された XML ファイル連番です。有効化後、選択されたラインはすべて 0 以外の値を取ります。このフィールドは技術的な目的にのみ使用するため、ユーザ入力は無効になっています。
注意: 
[XML タグタイプ]、[親 XML タグ識別子]、[親の連番 ] の値は変更しないでください。ただし、銀行に必須のフォーマットでこの変更が必要となる場合を除きます。

編集のガイドライン

  • [選択] チェックボックスがオンの場合は、ほぼすべてのフィールドが編集可能です。ただし、たとえばタグが支払 ID として生成された場合、以下のフィールドを変更しなければ無意味です。
    • [XML タグ記述]
    • [必須]
    • [支払要素へマッピング]
    • [固定/接頭辞テキスト]
    • [テキストの最大文字数]
    • [排他]
  • 生成された [ソート順序] フィールドの値は変更できません。
  • 新しいタグを作成した場合にのみ、以下のフィールドを変更できます。
    • [XML タグ]
    • [XML タグタイプ]
    • [親 XML タグ識別子]
    • [親の連番 ]
    • [排他]
    • [処理]

      グループヘッダに属するタグを除き、すべてのタグでこのチェックボックスが選択されています。

  • 地域の特定の要求について、タグを必須に定義できます。[支払要素へマッピング] チェックボックスがオンの場合は、タグを LN のデータにマップする必要がある (デフォルトで作成済のタグの場合はすでにマップされている) ことを示します。このチェックボックスがオフの場合は、タグがランタイムで指定されるか、固定テキストを追加することができます。[固定/接頭辞テキスト] フィールドと [支払要素へマッピング] チェックボックスは相互に排他的です。

XML タグを追加するには、[XML 支払/回収レイアウト (tfcmg0624m000)] セッションの [XML 支払/回収レイアウトライン] タブで [新規レイアウト詳細] ボタンをクリックします。