調整データをアーカイブおよび削除するには

定期的に、調整データのログを財務会計から、対応する取引を作業管理から削除できます。

調整データをアーカイブおよび削除する場合には、次のルールが適用されます。

  • 作業管理で取引のアーカイブおよび削除を行う前に、対応する調整グループの調整データの [最終受入] が完了している必要があります。
  • [調整データのアーカイブ/削除 (tfgld4295m200)] セッションで調整データのアーカイブまたは削除を行う前に、次の条件が満たされている必要があります。

    • 調整グループの調整データが [最終受入] されており、会計期間が [調整およびアーカイブ期間状況 (tfgld0177m000)] セッションで [調整期間] に設定されている。
    • 調整データを削除するビジネスオブジェクト (購買オーダ、倉庫オーダ、プロジェクトなど) が作業管理にもはや存在しない。つまり、調整データをから削除する前に、まず取引を作業管理から削除する必要があります。

会計年度を超えて実行されるような長期的なプロジェクトの場合は、このルールに例外を設定します。これらの調整グループについて、[削除ブロック] の [非最終受入済取引のビジネスオブジェクト] チェックボックス と[調整グループ (tcfin0120m000)] セッションにある [削除ブロック] の [未削除のビジネスオブジェクトの最終受入済取引] を選択できます。

[調整データのアーカイブ/削除 (tfgld4295m200)] セッションの [分類しない] チェックボックスがオンの場合、アーカイブ/削除対象の調整取引のうち会計期間外のものが存在しないかがチェックされます。そうした調整取引が存在する場合、調整データのアーカイブや削除が実行できず、エラーが報告されます。このチェックボックスは、少数の調整グループで利用できます。

注: 
  • [調整およびアーカイブ期間状況 (tfgld0177m000)] セッションでは、会計期間を [調整期間] に設定しても振り戻すことができます。ただし、[アーカイブ済] 状況は振り戻しできません。
  • 期間状況、処理中の調整グループに属するビジネスオブジェクトの状況、およびビジネスオブジェクトが発生する可能性のある調整グループのそれぞれに属するビジネスオブジェクトの状況がチェックされます。

在庫調整グループのような、まだ調整のためのデータを提供している取引をアーカイブした場合は、調整データに開始残高を作成できます。これには、調整開始残高 (tfgld4195m000) セッションを使用します。このセッションは、[作業管理 - 財務調整 (tfgld4595m000)] セッションの適切なメニューなどから開始できます。

調整データをアーカイブおよび削除するには

  1. 作業管理からオーダをアーカイブおよび削除する

    作業管理で取引をアーカイブし、削除します。さまざまな作業管理パッケージで、アーカイブと削除セッションを使用してデータをアーカイブ会社に移動します。また、必要に応じてデータベースからデータを削除します。

  2. 財務会計から調整データをアーカイブおよび削除する

    次のセッションを使用できます。

    • [調整データのアーカイブ/削除 (tfgld4295m200)]

      セッションの目的:「調整データ (tfgld495)」 テーブルから調整データをアーカイブまたは削除します。
    • [ログ済調整要素の削除 (tfgld4296m000)]

      セッションの目的: 不要になったログ済調整要素を削除します。LN 選択した調整グループの調整取引のログ済調整要素がすべて、「調整データの調整要素 (tfgld498)」 テーブルから削除されます。LN [調整グループ (tcfin0120m000)] セッションの [すべての調整要素の記録 ] チェックボックスがオフになっている調整グループの調整要素のみが削除されます。