未請求の入庫品調整プロセス
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            期間のクローズ
            
通常、調整は特定の会計期間にわたって行われます。調整プロセスを開始する前に、[期間のクローズ (tfgld1206m000)] セッションを使用して統合期間をクローズし、新規の取引を入力できないようにします。
ただし、調整レポートを生成および出力する場合は、LN による期間状況のチェックは行われません。レポートは、期間の状況に関係なくいつでも出力できます。
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            試算表の印刷
            
[試算表の出力 (tfgld3402m000)] セッションを使用して、調整を行う未請求の入庫品元帳勘定の試算表を出力し、それをプロセスの間参照用に保持します。
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            受領予定の請求書レポートの印刷
            
予定されている請求書レポートを印刷するには、次のセッションの 1 つを使用します。
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[期限上限までの受取請求書の出力 (tfacp1439m000)]
調達の購買テーブルにもとづいて、受け取る予定の購買請求書のレポートを印刷します。 - 
                     
[受取請求書の明細の出力 (tfacp1432m000)]
買掛金テーブルのデータに基づいて、まだ請求書を受け取っていない購買入庫のレポートを出力します。 
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            試算表と予定請求書レポート残高の比較
            
金額が一致している元帳勘定について、ステップ 15. 調整データの受入で説明されているように調整データを受け入れることができます。
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            調整データの印刷
            
[調整データの出力 (tfgld4495m000)] セッションを使用して調整レポートを印刷します。未請求の入庫品業務プロセスを表す [未着買掛金] 3 調整グループを選択します。
この処理段階で、標準レポートを出力することができます。調整要素ごとなどの高いレベルでの小計を出力して、次のチェックボックスをオンにします。
- [調整とファイナライズ済総勘定元帳の比較]
 - [残高 0 を除く]
 
詳細については、次のトピックを参照してください: 調整レポートを出力するには。
[購買オーダ] ビジネスオブジェクトについて未請求の入庫品取引が作成されているため、データをビジネスオブジェクトごとにグループ化すると、もっとも有用なレポートを得ることができます。[ビジネスオブジェクト ID] チェックボックスをオンにします。
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            レポートの検証
            
差異が存在する場合は、それがレポートに印刷されます。
差異が存在しない元帳勘定については、ステップ 9. 未請求の入庫品調整チェックリストの印刷で説明されているように、未請求の入庫品調整チェックリストを印刷できます。
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            履歴の再作成
            
差異が存在する場合は、まず分析を行う元帳勘定の履歴を再作成します。
[取引からの開始残高/履歴の再作成 (tfgld3203m000)] セッションを使用して、次の 3 つのチェックボックスをすべてオンにします。
- [開始残高]
 - [親勘定の履歴を再作成]
 - [親ディメンションの履歴を再作成]
 
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            試算表と調整レポートの再印刷
            
[試算表の出力 (tfgld3402m000)] セッションを使用して、履歴を再作成した統合元帳勘定の試算表を再印刷します。[調整データの出力 (tfgld4495m000)] セッションを使用して、再作成した元帳勘定に基づいて調整レポートを再生成します。
レポートが一致したら、ステップ 9: 未請求の入庫品調整チェックリストの印刷の作業を続けます。作業管理データと財務データの間に無視できない差異が存在する場合は、専門家がこの問題を解決する必要があります。
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            未請求の入庫品調整チェックリストの印刷
            
[未請求の入庫品調整チェックリスト (tfgld4495m200)] セッションを使用して、取引日ごとの会計残高とロジスティック残高のレポートを印刷します。調達の購買テーブル、または買掛金テーブルにもとづいてレポートを印刷するよう選択することもできます。差異が存在する場合は、それがレポートに印刷されます。
詳細については、次のトピックを参照してください: 調整レポートを出力するには。
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            未請求の入庫品調整チェックリストの残高チェック
            
差異が存在しない取引については、その調整データを受入れることができます。ステップ 15. 調整データの受入に進みます。
作業管理データと財務会計のデータの間に重大な差異が存在する場合は、その問題を専門家が解決する必要があります。
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            調整データの分析
            
[作業管理 - 財務調整 (tfgld4595m000)] セッションを使用して、調整データを検証できます。総勘定元帳に作業管理取引が正しく反映されていることが確認できたら、ステップ 15. 調整データの受入に進みます。
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            訂正
            
[作業管理 - 財務調整 (tfgld4595m000)] セッションで、正しくない転記の修正取引をマニュアルで作成できます。詳細については、次のトピックを参照してください: 修正取引を作成するには。このタイプの訂正を使用して、財務会計における軽微な差異を解決できます。
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            未請求の入庫品調整チェックリストの再印刷
            
修正取引を転記する前に、修正取引の影響を検証できます。[未請求の入庫品調整チェックリスト (tfgld4495m200)] セッションで、[未転記の調整訂正を含む] チェックボックスをオンにします。レポートに差異が印刷されるかどうか、またはレポートと試算表を比較してチェックします。
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            調整訂正取引の転記
            
訂正の必要がなくなったら、[調整訂正の転記 (tfgld4295m300)] セッションを使用して修正取引を総勘定元帳勘定に転記します。
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            調整データの受入
            
問題のない元帳勘定の調整データを受け入れます。[調整データの受入 (tfgld4295m000)] セッションで、調整グループを選択します。次に、調整データを受入れる元帳勘定の範囲を選択します。