為替差損益勘定

為替レートのタイプが異なるか為替レートが異なることによる、関連勘定科目 (借方転記および貸方転記) の為替差損益は、為替差損益勘定に転記されます。

Infor LN 10.4 以降: 

  • 通貨システムが従属通貨システムの場合、IDT = 50050003 (為替差 / 未着買掛金 / 3) が作成されます。
  • 通貨システムが 「単一」、「独立」 または 「標準」 の場合、IDT = 10001159 (購買オーダ / 通貨差異) が作成されます。
  • 元帳勘定のデフォルトは、[財務会社パラメータ (tfgld0503m000)] セッションの [法定為替差損益勘定] フィールドではなく、マッピング体系の IDT から取得されます。

差額は、会社または通貨ごとに選択できる法定勘定に転記されます。

  • 会社の場合: [財務会社パラメータ (tfgld0503m000)] セッションの [為替差損益] タブの [法定為替差損益勘定] フィールド
  • 通貨の場合: [追加通貨の特徴 (tfgld0129m000)] セッションの [法定為替 差損益勘定] フィールド

為替差損益の例

購買オーダには次のデータが適用されます。

  • 購買オーダ金額: 100 米ドル
  • 現地通貨: ユーロ
  • 内部為替レート: 1 USD = 0.937012 EUR
  • 購買為替レート: 1 USD = 0.936344 EUR

これらの購買オーダ/入庫取引の転記の結果は、次のようになります。

タイプ 勘定科目 金額 (借方) 金額 (貸方)
借方 中間輸送 93.70 EUR -
貸方 未着買掛金 - 93.63 EUR
貸方 為替差損益 - 0.07 EUR