為替差勘定

為替差により、財務分析と調整が複雑化する可能性があります。次のようなタイプの為替差が発生する可能性があります。

  • 為替差

    請求日と支払日でレートが異なる場合など、為替レートの変動により生じた通貨差額結果
  • 為替差損益

    [販売] レートタイプと [内部] レートタイプなど、異なる為替レートタイプを使用したり、またレート換算基準を使用してオーダ処理手順で取引の為替レートを変更した場合に発生した通貨の差額
  • 為替差損益

    オーダ処理手順中に異なる通貨を使用したことにより生じた通貨の差額。オーダ通貨または支払通貨が請求通貨とは異なる場合などです。
  • 現地通貨差損益

    取引通貨を種々の自国通貨に変換したときの異なる結果により生じた通貨の差額。現地通貨差損益は独立通貨システムでのみ発生します。

十分な調整性をサポートするために、為替差と為替差損益は次の勘定に転記されます。

  • 為替差損益

    為替レートのタイプが異なるか為替レートが異なることによる、関連勘定科目 (借方転記および貸方転記) の為替差損益です。
  • 為替換算

    借方転記と貸方転記が異なる通貨の取引の場合に行われます。
  • 為替差評価勘定

    入庫日と請求書の承認日と会計期間をクローズするときの計算との間の為替レートの差異による、未着買掛金勘定の為替差です。